アルモーメン・アブドーラ
  • アルモーメン・アブドーラ Almoamen Abdalla
  • 署名記事数:6 最終更新日:2015.02.26
東海大学・国際教育センター准教授。エジプト・カイロ生まれ。2001年学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。同大学大学院人文科学研究科で、日本語とアラビア語の対照言語学を研究、日本語日本文学博士号を取得。元NHKテレビ・アラビア語講座講師、NHK・BS放送アルジャジーラニュースの放送通訳のほか、天皇・皇后両陛下やアラブ諸国首脳、パレスチナ自治政府アッバース議長などの放送通訳を務める。元サウジアラビア王国大使館文化部スーパーバイザー。主な著書に『地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人』(小学館)、「アラビア語が面白いほど身に付く本」(中央出版)などがある。
ステレオタイプ化するイスラム嫌悪への懸念2015.02.26

今回のようなテロ事件が起きるたびに、なぜ、私たちイスラム教徒は狂信者扱いされ、自分たちの信念とは無関係な事件について弁解を求められるのか。結局、一様に「イスラム教は平和な宗教です。あれらの過激派とその暴力とは全く関係ないものなので」などと、決まり文句を並べなければならない。こんな風に感じているのは、きっと私ひとりではない。 「フランスの週刊紙襲撃事件や日本人人質殺害事件などを受けて日本で暮ら…
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「テロ」の背後にある欧米とイスラム社会、双方の“偽善”2015.02.06

再び「9.11事件」の悪夢が蘇ってきた。しかし、今回は米国でではなく、世界の花の都“パリ”だった。1か月前にフランスで起きた週刊紙「シャルリー・エブド」の襲撃事件の痛ましいニュースを耳にした瞬間、2001年の米同時多発テロ9.11事件が脳裏をよぎった。「我々の味方か、それともテロリストの味方か」―当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領のバカバカしい発言を思い出す。仏大手新聞社「ル・モンド」は、ア…
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ラマダン カリーム! “断食”こそ恵みへの感謝2014.07.22

「ラマダン、カリーム!(恵み多い月ラマダン、おめでとう)」……夏の時期、街中でこのあいさつが賑やかに取り交わされる。それもそのはず、みんなが待ちに待った寛大な断食月「ラマダン」がやってきたのだ。 イスラム世界の全地域は、イスラム暦9月(西暦7月)に、一大行事の「ラマダン」(断食月)を迎える。これを受けてまもなくイスラム世界、とりわけアラブ世界はどこもラマダン一色となる。ラマダンによる断食(サ…
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オバマ訪日に思う安倍首相と日本のマスタープラン2014.05.06

オバマ米大統領が訪日し(2014年4月23~25日)、日本政府は招聘の最高ランクである国賓として盛大に大統領を出迎えた。18年ぶりの米大統領国賓待遇には「日米蜜月関係復活」をアピールしたい日本の思惑が明らかだ。オバマ大統領も日本の要望に応じて、滞在日数を一日延ばすことを承諾。これは、これまでで最大の滞在日数となった。 共同記者会見を終え、握手を交わす安倍晋三首相とオバマ米大統領。写真提供=…
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日本の教育の価値を考える “Think different” Part 22014.04.22

エジプトにいた頃、私の住んでいた街にサンドイッチ屋さんがあった。値段も手頃で、そこそこの人気。店自体が屋台に近い作りで、カウンターの中にキッチンがあり、その中で店主がハンバーガーを焼いてくれる。味の方はというとまあ普通。人によってはまずいと言うかもしれないが、私はなぜかその店が好きで、ほぼ毎日通い詰めていた。好きだったのは店主の面白い話、おまけで付けてくれるうまい漬け物だった。 もし今、その店の…
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日本の教育の価値を考える “Think different”2014.03.19

「この国のあらゆる社会階級は比較的平等である。金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。本物の平等精神、我々はみんな同じ人間だと心そこから信じる心が社会の隅々まで浸透している」(藤原正彦『日本人の誇り』[文春新書、2011年]) これは著名な日本研究者として知られているイギリス人学者バジル・チェンバレン先生(1850~1935)が残した言葉である。そして、日本は、今もその平等精神を実感できる社会であ…
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