[ニュース]トランプ氏、トヨタを批判=メキシコ新工場なら「巨額課税」−日本企業で初標的・米
[2017.01.06] 他の言語で読む : ENGLISH |

【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は5日、トヨタ自動車のメキシコ工場新設計画をツイッターで批判し、「米国に工場を建設するか、国境で巨額の税を支払え」と求めた。トランプ氏がツイッターで日本企業を批判したのは、昨年11月の大統領選勝利後初めて。脅しとも受け取れる見解は波紋を広げそうだ。

「米国第一」を掲げるトランプ氏は、大統領選後、米自動車大手フォード・モーターの国外工場新設などを激しく批判。5日は「トヨタはメキシコのバハ(バハカリフォルニア州)に米国向けカローラの新工場を建設すると言っている。駄目だ!」とツイートした。これを受けて、トヨタの米国上場証券は下落した。

豊田章男社長は5日東京で計画を変更しない考えを示しており、トランプ氏は国内雇用への影響を懸念したようだ。トヨタは5日、ツイートに対し「新工場によって米国内の生産台数や雇用が減少することはない」とコメントした。

トヨタは2019年、メキシコ・グアナファト州の新工場で主力小型車カローラの生産を開始する計画。一方、昨年9月に同国バハカリフォルニア州のピックアップトラック生産設備を増強すると発表しており、トランプ氏は二つの拠点を混同したとみられる。

トランプ氏は税制改革により、米国外からの製品輸入に35%の税を課す意向。トヨタにも「巨額課税」を突き付け、対米投資を迫った。しかし、同氏の税改革案は、米国も加盟する世界貿易機関(WTO)ルールに抵触する可能性がある。

トランプ氏に批判されたフォードは3日、メキシコでの工場新設を撤回。同氏はゼネラル・モーターズ(GM)にも、メキシコで生産して米国に輸入する小型車に課税すると通告している。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.01.06]
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