[ニュース]辺野古沖にブロック投下=沖縄知事、即時中止要求−普天間移設
[2017.02.08] 他の言語で読む : ENGLISH |

防衛省沖縄防衛局は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とする名護市辺野古沖で、埋め立てに向けた工事の一環として海中へのコンクリートブロック投下を開始した。沖縄県は、中止要請にもかかわらず政府が工事を本格化させたことに強く反発。翁長雄志知事は記者団に「甚だ遺憾だ」と述べ、即時中止を求めた。

政府は、移設をめぐる訴訟で国の勝訴が確定した昨年12月の最高裁判決を受け、6日に辺野古沖での海上工事に着手した。菅義偉官房長官は7日の記者会見で「最高裁の判断が出たので、作業の安全に十分留意し、関係法令に基づいて、自然・住生活環境に最大限配慮し、移設に向けた工事を進めていきたい」と述べた。

これに対し、翁長氏は「このまま工事を強行すれば、県民の感情的な高まりが米軍全体への抗議に変わり、日米安全保障体制に禍根を残す」と警告。「辺野古に新基地を造らせないとの公約実現に不退転の決意で取り組む」と重ねて強調した。具体的な手法として、埋め立て承認の撤回も「視野に入れている」と排除しなかった。

辺野古沖の工事現場では7日、クレーンを載せた作業船からブロックを海中に沈める工程に進んだ。ブロックは埋め立て工事に伴う海水の汚れの拡散を防ぐ汚濁防止膜の重りとなる。政府は今後3カ月程度かけ、約220個を投下する予定で、防止膜を設置した後、護岸工事に移る。昨年3月から中断していた海底地質ボーリング調査も同日、再開した。

現場近くの海上では、工事に反対する市民らが朝から小型船やカヌーに乗り込み、抗議活動を展開。海上保安庁の船とにらみ合いになった。 

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  • [2017.02.08]
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