[ニュース]超高層ビル街でドローン実験=災害時、状況把握に活用−東京新宿
[2017.02.13] 他の言語で読む : ENGLISH |

東京・新宿駅西口エリアの超高層ビル街で、災害時の状況把握や帰宅困難者の誘導に小型無人機(ドローン)を活用しようと、新宿区などは11日、ドローンの安定飛行や無線通信網を使った画像の送受信などの実証実験を行った。

東京都庁の近くで飛行する小型無人機(ドローン)=2017年2月11日午後、東京都新宿区の新宿中央公園(時事)

新宿駅は1日当たりの乗降客数が約350万人。東京都は、平日昼間に災害が発生し交通機関が停止した場合、同駅周辺で約37万人が足止めされると推計している。

新宿区や周辺の民間業者などはこれまでも協議会をつくって、混乱防止対策に取り組んできた。しかし、2011年の東日本大震災時には、現場に職員を派遣したものの全体の状況を把握できなかった上、通信状況の悪化により情報共有が進まず、効率的な誘導ができなかった。

今回の実験では、避難場所に指定されている新宿中央公園と、災害時に西口エリアの現地本部となる工学院大学、災害対策本部の新宿区役所間に専用の無線通信網を構築。公園上空にドローンを飛ばし、超高層ビル街で懸念される風や電磁波による飛行への影響のほか、各拠点間での画像データの送受信などについて確認した。

ドローンにはスピーカーを搭載。音声での避難誘導も想定しており、音の聞こえやすさなども検証した。また、全地球測位システム(GPS)を使った自動飛行の実験も行った。

新宿区の平井光雄・危機管理担当部長は「実験を踏まえ、帰宅困難者対策にドローンや無線通信網をどのように生かせるか検討を重ね、取り組みを進めていきたい」と話した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.02.13]
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