[ニュース]元米兵が遺族に日章旗返還=日本兵の「最期」伝える−岐阜
[2017.08.15] 他の言語で読む : ENGLISH |

元米海兵隊員が太平洋戦争の激戦地サイパン島から持ち帰った戦死した日本兵の日章旗を遺族に返還する式典が15日、岐阜県東白川村で行われた。来日したマービン・ストロンボさん(93)は涙ぐみながら日章旗を遺族に直接手渡し、最期の様子を伝えた。

この日本兵は東白川村出身の安江定男さん=当時(25)=。式典で、ストロンボさんが「武運長久」の文字と約180人の寄せ書きが記された日章旗を定男さんの弟辰也さん(89)に手渡すと、辰也さんは顔をうずめた。

ストロンボさんは「時間がかかってしまい、申し訳ない」と謝罪。定男さんの最期について「傷もなく、安らかに眠っているかのような様子だった」と振り返った。

辰也さんは「兄の肌の匂いがするような気がする。当時のままに保管していただき、本当にありがとう」と声を震わせた。2人は最後にしっかり握手した。

ストロンボさんは1944年6月にサイパンへ上陸。戦死した定男さんが身に付けていた日章旗を持ち帰り「いつか遺族に返したい」と自宅に70年以上保管していた。今年3月、ストロンボさんの娘が日本兵の遺品返還活動を行っている米国のNPOに連絡。返還が実現した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.08.15]
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