[ニュース]西室泰三氏死去=東芝、日本郵政社長を歴任
[2017.10.19] 他の言語で読む : ENGLISH |

日本郵政の前社長で、東芝社長、東京証券取引所会長などを歴任した西室泰三氏が死去したことが18日、分かった。81歳だった。山梨県出身。死亡日時や死因など詳細は明らかになっていない。葬儀・告別式は近親者で行う。東芝は後日、お別れの会を開く。

1961年慶応大経済学部を卒業し、東京芝浦電気(現東芝)入社。米国勤務が長い国際派で、96年6月社長に就任した。「選択と集中」を掲げ、半導体・原子力事業の強化や空調事業分社化などを推進。会長を退いた後も、長く東芝の経営に影響を及ぼした。東芝による2006年の米原発会社ウェスチングハウス(WH)買収では、相談役だった西室氏の人脈が生かされた。

05年6月には、東証会長に就任。その後、社長も兼務し、大規模なシステム障害の収拾などに当たった。13年6月には日本郵政社長に就任。15年11月に同社と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社の株式上場を実現するなど、経営手腕を発揮した。

しかし、15年に自らが主導し買収したオーストラリア物流大手トール・ホールディングスの業績が悪化し、社長退任後の17年3月期、日本郵政は純損益が民営化後初めて赤字に転落。同じ時期には、東芝の経営危機の主因であるWHが経営破綻し、厳しい批判を浴びた。

経団連副会長のほか、公職にも多く携わり、財政制度等審議会会長、郵政民営化委員長なども務めた。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.10.19]
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