メイド・イン・ニッポン企業

日本の中小企業は全国で約430万社。全企業の99.7%を占め、日本経済を支える背骨だ。独自技術、ニッチ戦略、異色経営ありのユニークな企業とともに、創業百年を超す長寿企業・老舗企業を紹介する。

独自の防振技術で「世界初」を次々に開発—松田技術研究所

独自の「防振技術」で最先端を行く松田技術研究所(MRD)は東京・板橋区の住宅街の一角にある社員10人の小さな会社だ。防振サスペンション(懸架装置)を使った「はやぶさ」回収輸送ボックスや、免振車いすなど“オンリーワン商品”を次々と開発。本田技研工業(ホンダ)出身の技術者・松田真次社長(70)による型破りな開発スタイルはどのように生まれたのか。
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世界一の微細手術針で医療に貢献—河野製作所

東京近郊の千葉県市川市に、小さなモノづくりの拠点がある。医療用器具メーカー、河野製作所の本社・工場だ。細い血管や神経を縫える世界一微細な手術針の開発企業として、今や「クラウンジュン」のブランド名で世界的に知られる。
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フリーズドライ食品を極める—天野実業

軽量・コンパクトなブロック状の製品に熱湯を注ぐだけで、シチューやカレー、リゾットなどが瞬時に出来上がる。こんな魔法のような食品が、各地のスーパーなどで売り上げを伸ばしている。「アマノフーズ」のブランドでフリーズドライ(真空凍結乾燥)製品の最先端を行く天野実業(広島県福山市)を取材した。
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日本のへそから「世界のものづくり」を支える金属3Dプリンターメーカー——松浦機械製作所

コシヒカリのふるさと・福井県で生まれた産業用金属3Dプリンター「金属光造形複合加工機」がものづくりの世界で注目されている。モノを大量生産するために必要な「金型」(金属の型)づくりの過程で、「造形」と「切削」の2つの作業を1つの機械内で行える装置を開発。工期とコストの大幅削減を可能にしたからだ。主導したのは、地元の中堅工作機械メーカーの松浦機械製作所(マツウラ)だ。
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昔も今も家業で地域文化に貢献する栗菓子屋―小布施堂

長野市から特急「スノーモンキー」に乗って22分。信州・小布施町(おぶせまち)は過去から預かった「栗と北斎のまち」を、時代に合った景観に修正しながら、未来に引き継ぐ「修景事業」に取り組んでいる。そんな町づくりを今も中心的に担っている老舗企業がある。
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「獺祭(だっさい)」で日本酒の活路を開いた「山口の小さな酒蔵」——旭酒造

錦帯橋で名高い山口県・岩国市街から車を西に走らせること約30分。草深く小川の流れる山あいに国内外から喝采を浴びる純米大吟醸酒「獺祭」(だっさい)のふるさとがあった。造っているのは「山口の山奥の小さな酒蔵」を名乗る旭酒造だ。
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茶の湯文化を支えてきた350年の鉄器づくり——御釜屋

江戸初期から350年にわたり湯釜や鉄瓶を作ってきた御釜屋。「南部藩御用釜師」の誇りを受け継ぎ、10代目釜師・小泉仁左衛門氏が子息とともに、南部鉄器の伝統工芸を守り続けている。
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羊羹を「チョコレート」にする500年老舗企業・虎屋の挑戦が始まった

和菓子の頂点に立ち、500年の歴史を持つ虎屋。海外出店の経験を生かし、あんとチョコレートを混ぜた焼菓子「フォンダン」を開発。さらにその先には、羊羹(ようかん)の世界展開を見据える。
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世界最多の長寿企業を持つニッポン舩橋 晴雄

日本には創業百年、二百年を超す企業が多数存在する。その多くは何代にもわたり同じファミリーが受け継ぎ、守り、発展させてきた企業だ。シンクタンク「シリウス・インスティテュート」代表取締役の舩橋晴雄氏が、長寿企業の生き方とその背景を解説する。
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日本人の心に響く鐘の音を追求——老子製作所

寺院の梵鐘(ぼんしょう)づくりで国内シェア70%を占めるメーカーがある。従業員は25人だが創業200年の老舗企業。日本人の心に響く鐘の音を生み出す取り組みを紹介する。
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