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ミャンマー少数民族武装勢力、安倍首相を表敬訪問

政治・外交

ミャンマーの少数民族武装勢力11団体で構成する「統一民族連邦評議会」(UNFC)のメンバーが2013年4月2日、首相官邸に安倍晋三首相を表敬訪問した。同代表団が首相を公式訪問するのは初めてのことだ。

民族の平等と民主化への協力を日本政府に要請

日本のミャンマー外交に拍車がかかっている。

「統一民族連邦評議会」(UNFC)のメンバー23人はそれぞれの民族衣装で、安倍首相に面会。ウン・バウン・ラUNFC議長=カチン独立機構(KIO)が代表して「すべての民族の平等と民主化の実現」へ向けた日本の協力、支援を要請した。

これに対して、安倍首相は「民族の多様性こそミャンマーの強み」「今後大きく発展する国」としたうえで、貧困解消や人材育成のために日本政府として積極的に支援していくことを約束した。また首相は、昭恵夫人がミャンマーの学校建設支援をしていることを披露した。

代表団には、医療、食糧支援などに尽力しているミャンマー国民和解担当日本政府代表の笹川陽平日本財団会長が同行した。

写真提供=日本財団

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