吉田松陰とその弟子たち

今年、2015年、NHKの大河ドラマで、妹の視点から描かれた吉田松陰と松下村塾門下生たちの物語が取り上げられた。明治以降、繰り返し彼らが脚光を浴びる理由は何かを振り返りながら、彼らが作り上げた日本の近代を考えてきたい。

革命の体現者、高杉晋作

松陰の没後、門下生たちの過激行動で長州藩は政治的に自爆する。その混乱の中に現れ、短期間で軍事的成功をおさめ、討幕・維新への道筋をつけたのもまた松陰の高弟だった。
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吉田松陰を生み出した「危機の1世紀」

吉田松陰の行動も発言も、鬼気迫る激しさを持っていた。しかし、その時の日本の状況をつぶさに検討すると、彼が現れるべくして現れたことがわかる。天明の大飢饉から西南戦争終結まで続く、外圧と内乱の「危機の1世紀」のただ中に日本はあったのだ。
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世界が初めて出会った「志士」

明治維新の精神的指導者と言われる吉田松陰。日本人の間では「尊王攘夷」の教祖として神格化されてしまったおかげで、その実像は今となっては分かりづらくなってしまった。面白いことに日本人の手になるものより先に、外国人によって松陰の紹介がなされている。そこに描かれた松陰像は、多くの門人たちを魅了し、その人生に決定的な影響を与えたというその人間的魅力を余すところなく伝えているのである。
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