
- シリーズ Japan Data
- 消費税「導入」と「増税」の歴史
- [2012.07.17] 他の言語で読む : ENGLISH |
2012年8月、消費税増税法案が参院本会議で可決成立した。この法案をめぐり小沢一郎氏が民主党を離党するなど政治も大荒れが続く。日本の財政を支える税制でありながら、政治に翻弄されてきた日本の消費税の歴史を振り返る。
消費税の「導入」と「増税」の歴史
| 首相 | 年月 | |
|---|---|---|
| 大平正芳 | 1979年1月 | 財政再建のため「一般消費税」導入を閣議決定。同年10月、総選挙中に導入断念を表明したが、大幅に議席を減らす。 |
| 中曽根康弘 | 1987年2月 | 「売上税」法案を国会に提出。国民的な反対に遭い、同年5月に廃案となる。 |
| 竹下 登 | 1988年12月 | 消費税法成立。 |
| 1989年4月 | 消費税法を施行。税率は3%。その直後、リクルート事件等の影響もあり、竹下首相は退陣表明、同年6月に辞任。(※1) | |
| 細川護煕 | 1994年2月 | 消費税を廃止し、税率7%の国民福祉税の構想を発表。しかし、連立政権内の足並みの乱れ等から、発表翌日に撤回。 |
| 村山富市 | 1994年11月 | 消費税率を3%から4%に引き上げ、さらに地方消費税1%を加える税制改革関連法が成立。 |
| 橋本龍太郎 | 1997年4月 | 消費税率を5%に引き上げ。(※2) |
| 鳩山由紀夫 | 2008年9月 | 「消費税率は4年間上げない」とするマニフェストで民主党が総選挙で勝利、政権交代を実現。 |
| 菅直人 | 2010年6月 | 参院選直前に「消費税10%」を打ち出し、選挙に惨敗。 |
| 野田佳彦 | 2012年6月 | 消費税率を2014年に8%、15年に10%に引き上げる法案を提出。8月10日、参院本会議で可決成立。(※3) |
(※1)^ 竹下内閣で初めて導入された際の消費税率は3%、それに伴う国民の税負担増は3.3兆円。
(※2)^ 橋本内閣が5%に引き上げた際の負担増は、一般的に9兆円と言われている。その内訳は消費増税2%分とそれに伴う特別減税の打ち切りによる負担増が7兆円。さらに医療費における本人負担引き上げによる負担増が2兆円。
(※3)^ 野田内閣による消費増税に伴う国民負担増の見通しは、14.2兆円となっている。内訳は、消費税の5%から10%への2段階の引き上げに伴う税負担の13.5兆円。東日本大震災のための復興増税および、住民税、年少者扶養費控除の廃止に伴う負担増が0.7兆円。
消費税率と税収の推移
※財務省公表のデータを元に編集部作成。
※2010年度以前は決算額、11年度は補正後予算額、12年度は予算額。
- [2012.07.17]
- Tweet























