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選挙制度改革後の衆院選結果一覧(1996年~2012年)
[2013.01.15] 他の言語で読む : 简体字 | 繁體字 |

1990年代、政権交代可能な2大政党制を目指し、衆院選に小選挙区比例代表並立制が導入された。ここ2回の選挙では2大政党の間で政権が交代したが、「第三極」の登場などで2大政党制の行方は不透明になりつつある。

議席数の激しい振幅繰り返す小選挙区比例代表並立制

政権交代と政策本位の選挙実現を目指して、衆議院選挙に小選挙区比例代表並立制が1994年に導入された。それから約20年、同制度による総選挙は既に6回実施されている。総定数は制度導入当初、小選挙区300、比例区200の500議席だったが、2000年からは小選挙区300、比例区180の480議席となっている。

その間、2009年8月の民主党政権樹立、2012年12月の自民党政権奪還と2回の政権交代が実現している。

しかし、過去3回の総選挙における第1党の議席獲得数は、2005年296議席(自民党)、2009年308議席(民主党)、2012年294議席(自民党)と激しい振幅を繰り返している。特に2012年の総選挙で、与党だった民主党は3年4カ月前に獲得した308議席(2012年総選挙公示直前は230議席)の5分の1に満たない57議席まで激減した。

民主党は衆院で辛うじて第2党の立場を確保したが、政権交代を受けて立つ2大政党の一翼とは言えない状況になった。第3党に躍進した「日本維新の会」は、54議席を獲得、その差は3議席にしか過ぎない。

小選挙区比例代表並立制の導入で、政権交代可能な2大政党制への移行が着実に進んできたが、2012年の選挙結果を見る限り、自民党の「1強」に対して中小政党が乱立する選挙制度改革以前の「1党優位政党制」へ逆戻りした状態に近い。

今後、中小政党の再編が進むことも予想されるが、議席獲得数の振幅が激しい選挙制度の中で政党政治のかたち、システムをどうしていくのかが問われている。

注:与野党の区別は各選挙時点のもの。

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  • [2013.01.15]
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