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サッカー日本代表の歴史
[2014.04.10] 他の言語で読む : ENGLISH | 简体字 | 繁體字 | FRANÇAIS | ESPAÑOL | العربية | Русский |

2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場を決めている日本代表。アジア有数のサッカー強豪国に成長した日本だが、1990年代前半まではプロチームもなく、W杯本大会出場にはなかなか手が届かない時期もあった。

68年五輪銅メダル、その後は低迷

日本サッカーが世界レベルで初めて本格的に知られるようになったのは、1968年のメキシコ五輪。大会得点王となった釜本邦茂や、渡辺正、杉山隆一らの活躍で銅メダルに輝いた。

1960年代までは日本サッカーの目標は五輪にあり、W杯は1970年のメキシコ大会から予選に継続的に出場するようになる。だが、当時はオーストラリアやイスラエル(当時はアジア連盟所属)、韓国といった国々の壁があつく、敗退を重ねる。1986年(メキシコ大会)アジア予選は、本大会出場を決めるゾーンB(東地区)の最終予選で韓国に敗退。90年(イタリア大会)も北朝鮮に敗れ、一次予選を通過できなかった。

初の外国人監督起用と「ドーハの悲劇」

外国人として初めてサッカー日本代表を指揮したハンス・オフト監督(時事)

日本サッカー協会は1991年、社団法人日本プロサッカーリーグを設立し、93年に10チームで「Jリーグ」がスタート。92年には日本代表初の外国人監督としてハンス・オフト(オランダ)が就任し、W杯本大会出場に向けた本格的な態勢が敷かれた。この時期の中心選手は三浦知良、ラモス瑠偉、井原正巳、柱谷哲二ら。強化は順調に進み、アメリカ大会アジア予選(93年)では最終予選に進出したが、イラクと対戦した最終戦(第5戦)で後半ロスタイムに同点に追いつかれ、あと一歩のところで出場権を逃した。同試合はカタール・ドーハで行われ、第4戦終了時には1位にいた日本は得失点差で韓国に抜かれて3位に。日本のサッカーファンはこれを「ドーハの悲劇」と呼んで記憶にとどめることになる。

4年後のフランス大会予選で、日本は最終予選グループで韓国に次ぐ2位に。プレーオフのイラン戦はマレーシア・ジョホールバルで行われ、延長戦をものにして悲願のW杯出場権を獲得した。

カタール・ドーハでの試合でイラクと引き分け、W杯出場を逃して肩を落とす日本代表イレブン=1993年10月(時事)

2002、10年には決勝トーナメント進出

1998年フランス大会の監督は岡田武史。中心的な選手には中山雅史、井原正巳、中田英寿、名波浩、秋田豊、川口能活がいた。グループリーグでアルゼンチン、クロアチアに、ともに0-1で敗れ、早々とリーグ敗退が決定。最終戦もジャマイカに1-2で敗れた。日本のW杯初得点は、中山雅史が記録した。

日本、韓国の共同開催となった2002年大会。監督のフィリップ・トルシエ(フランス)は、中田英寿(パルマ)や宮本恒靖(ガンバ大阪)、松田直樹(横浜FM)、森島寛晃(セレッソ大阪)などのほか、小野伸二(フェイエノールト)や稲本潤一(アーセナル)、中田浩二(鹿島)=いずれも当時=といった1999年ワールドユース選手権準優勝組をメンバーの中心に据えた。

グループリーグ初戦のベルギーに2-2の引き分け、ロシアに1-0、チュニジアに2-0で勝ち、グループ1位で決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント1回戦ではトルコに0-1で敗れ、ベスト16で大会を終えた。

トルシエの後任にはブラジルのスーパースター、ジーコが就任。2006年のドイツ大会には3大会連続出場となる川口能活や中田英寿らのほか、中村俊輔や中澤佑二、高原直泰、三都主アレサンドロといった新戦力を率いて臨んだ。だがグループリーグ初戦でオーストラリアに1-3と逆転負け。クロアチアには0-0で引き分けたものの、ブラジルに1-4と完敗してリーグ最下位に終わった。

2006年に就任したイビチャ・オシム監督は、急病で翌年に退任。後を引き継いだ岡田武史がフランス大会に続き、2010年南アフリカ大会の指揮をとった。チームの中心選手は長谷部誠や遠藤保仁、本田圭佑、長友佑都、大久保嘉人、田中マルクス闘莉王ら。グループリーグ初戦のカメルーンに1-0で勝利。オランダには0-1で敗れたが、デンマークに3-1で快勝して決勝トーナメントに進んだ。決勝トーナメント1回戦では強豪パラグアイ相手に0-0の引き分け。PK戦3-5で惜しくも涙をのんだ。

2014年W杯は日本にとり、5回連続5度目の本大会出場となる。

デンマークを破って決勝トーナメント進出を決め、喜ぶ日本の選手=2010年6月、南アフリカ・ルステンブルク(時事)

 

ワールドカップの日本代表戦績

対戦国   得点者
1998フランス グループリーグ敗退
アルゼンチン 0-1●  
クロアチア 0-1●  
ジャマイカ 1-2● 中山雅史
2002日本・韓国 ベスト16
ベルギー 2-2△ 鈴木隆行、稲本潤一
ロシア 1-0○ 稲本潤一
チュニジア 2-0○ 森島寛晃、中田英寿
トルコ 0-1●  
2006ドイツ グループリーグ敗退
オーストラリア 1-3● 中村俊輔
クロアチア 0-0△  
ブラジル 1-4● 玉田圭司
2010南アフリカ ベスト16
カメルーン 1-0○ 本田圭佑
オランダ 0-1●  
デンマーク 3-1○ 本田圭佑、遠藤保仁、岡崎慎司
パラグアイ 0-0△(PK3-5)  

 

バナー写真提供=時事

  • [2014.04.10]
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