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セックスレスの既婚者、過去最高の47.2%に:2016年男女の生活・意識調査
[2017.02.23] 他の言語で読む : ENGLISH | FRANÇAIS | ESPAÑOL | العربية | Русский |

過去1カ月間にセックスをしていない「セックスレス」の既婚者の割合が、過去最高の47.2%だったことが一般社団法人・日本家族計画協会の2016年の調査で分かった。前回14年調査より2.6ポイント、調査を始めた04年と比べると15.3ポイントも増えている。

この調査は「第8回 男女の生活と意識に関する調査」。16年10月から11月にかけて全国の16~49歳の男女3000人(未婚者含む)を対象に実施し、1263人から回答を得た。

男は「疲れている」、女は「面倒くさい」が理由

調査結果によると、回答者の中でセックス経験がない人を除いた1025人に過去1カ月間のセックス回数を聞いたところ、「1回」が17.1%、「2回」9.0%、「3回」5.9%、「4回」5.6%、「5回以上」6.1%という結果に。一方男性の53.4%、女性の48.8%が「しなかった」と回答した。「しなかった」の割合は14年の第7回調査に比べ、男性が5.1ポイント増、女性は1.3ポイント減で、男性のセックスレス化が一段と進んでいる。

既婚者(655人)の回答に限ってみると、47.2%(男性47.3%、女性47.1%)が「この1カ月間セックスをしなかった」セックスレス状態だった。

既婚者に対し、セックスに積極的になれない理由を聞いたところ、男性では「仕事で疲れている」が35.2%、「家族(肉親)のように思えるから」(12.8%)、「出産後何となく」(12.0%)が上位に。女性では「面倒くさい」(22.3%)、「出産後何となく」(20.1%)、「仕事で疲れている」(17.4%)の順。2010年から4回あった調査を比較すると、男性は「仕事で疲れている」が16年に急増。「家族(肉親)のように思えるから」が増加傾向で、「面倒くさい」は減少している。

女性は「面倒くさい」が減少傾向にあるものの、4回連続でトップ。男性と比べると、16年の数値で15.1ポイントもの差がある。男性の週平均労働時間とセックスレスの関係を調べたところ、労働時間が長いほどセックスレスの割合が増えるという関係は見られなかった。一方で男性の場合、世帯の年間収入が1000万円以上の人でセックスレスの割合が高かった。

同協会の北村邦夫理事長は「前回調査の(高い)数字を見て、そろそろ頭打ちかと考えていたが、さらにセックスレス化が進んだ。異性とのコミュニケーションを図ることに消極的だったり、セックスに対して前向きな姿勢が保てないと、セックスレスの傾向は一段と高まってしまう」と話した。

初交年齢は「18~20歳」が最多

これまでにセックスをしたことがある人(1025人)に初交年齢を聞いたところ、「18~20歳」が最多で42.0%。次いで「15~17歳」が25.0%、「21~24歳」が12.3%だった。最初にセックスをした平均年齢は19.0歳。男女で大きな差は見られなかった。

一方、性交経験率が50%を超える年齢は男性が20歳、女性では19歳。70%超えは男性23歳、女性22歳となっている。2002年からの過去7回の調査と比べた場合、男性は初交年齢がやや遅くなっている。性交経験のない割合は男性21.5%、女性16.6%だった。

未婚男女の4割が「経験なし」

18~34歳の未婚者(342人、うち男性181人、女性161人)に焦点を当てると、結婚の意思について「いずれは結婚したい」が83.9%、「結婚するつもりはない」が8.5%。しかし細かい年齢別で見ると、30~34歳では男性の15.2%、女性の19.4%が「結婚するつもりはない」と答えている。

性交経験のない割合は、18~34歳の未婚者全体では男性42.0%、女性46.0%。30~34歳でも男性の34.8%、女性の47.2%が「性交経験なし」と回答している。

取材・文=石井 雅仁(ニッポンドットコム編集部)

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  • [2017.02.23]
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