Timeline for July 2015
政治・外交 経済・ビジネス 科学 技術・デジタル 社会- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
3
日本政府が、北朝鮮側から拉致被害者の調査結果報告を延期するとの連絡があったことを発表。同調査は昨年7月、北朝鮮が特別調査委員会を設置して調査を開始。1年程度で結果を報告すると約束していた。
5
ドイツ・ボンで開かれていたユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会が、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録を決定。福岡県の八幡製鐵所や長崎県の三菱長崎造船所など8県にある23施設で構成され、西洋から非西洋国家に初めて産業化の波及が成功した例として歴史的価値が認められた。韓国は八幡製鉄所など7施設で「戦時中に朝鮮人労働者が強制徴用されていた」として登録に反対していたが、最終的に日本側と合意した。
6(現地時間5日)
カナダ・バンクーバーで行われたサッカーの女子ワールドカップ決勝で、日本女子代表(なでしこジャパン)は米国に2―5で敗北。2011年ドイツ大会に続く2連覇はならなかった。
7
米旅行雑誌「トラベル+レジャー」が発表した2015年の「世界の魅力的な都市」ランキングで、京都市が昨年に続き2年連続で1位に選出された。公衆無線LANの充実など、外国人観光客の受け入れ環境の向上が実ったことが要因とみられる。2014年に同市を訪れた外国人宿泊客数は183万人に上った。
11
任天堂社長の岩田聡氏が胆管腫瘍のため55歳で死去。2000年に任天堂に入社後、02年に42歳で社長に就任し、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」や、リモコン式コントローラーで操作する据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」などのヒット商品を次々と生み出した。
16
集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案が、自民、公明両党が賛成して衆院本会議で可決された。9月中旬には、参院で議決されなくても衆院で与党が再議決できる「60日ルール」が適用できることになり、同法案は9月27日までの今国会で成立する公算が大きくなった。
第153回の芥川賞に羽田圭介さん(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」と又吉直樹さん(35)の「火花」、直木賞に東山彰良さんの「流(りゅう)」が選ばれた。又吉さんは、人気お笑いコンビ「ピース」の一人。単行本の出版元、文芸春秋は「火花」を増刷して発行部数が144万部になると発表。芥川賞受賞作としては歴代トップのベストセラーになる。
17
安倍晋三首相が、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画について「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直す」と表明。同競技場をめぐっては、総工費が当初の2倍近くの2520億円に膨らみ、計画推進に反対する世論が高まっていた。
政府の地球温暖化対策推進本部(本部長・安倍晋三首相)が、二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を「2030年までに13年比で26%削減」とする目標を正式に決定、国連の気候変動枠組み条約事務局へ提出した。今後15年間で、業務・オフィス部門と家庭部門でそれぞれ約4割の排出削減を目指す。
19
三菱マテリアル(旧三菱鉱業)の役員らが、第2次大戦中に旧日本軍の捕虜になった米国人に強制労働をさせたとして、米ロサンゼルスで元捕虜やその家族ら約30人に面会して謝罪した。日本政府は強制労働の事実について公式に謝罪しているが、日本の大企業が公式に謝罪するのは初めて。
20
東芝が社会インフラ事業やパソコン事業など全社的に不適切会計を繰り返していた問題をめぐり、会計調査を進めてきた第三者委員会が報告書を公表。2008年4月から14年12月までの利益の水増しは東芝の自主チェック分も含め1562億円に上り、その一部について「組織的な関与」があったと断定した。21日には田中久雄社長、前社長の佐々木則夫副会長、元社長の西田厚聰相談役の歴代3社長が辞任を表明した。
22
日本政府は22日、東シナ海の日中中間線付近で、中国によるガス田関連施設を新たに12基確認したとして写真を公開。菅官房長官は記者会見で「中国が一方的に資源開発をすることはきわめて遺憾だ」と述べ、開発の中止を求めた。
23
油井亀美也(ゆい・きみや)さんら日本、米国、ロシアの宇宙飛行士3人を乗せたロシアのソユーズ宇宙船がバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げられ、約6時間後に国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功。油井さんは12月まで5カ月間滞在し、日本実験棟「きぼう」での科学実験やISSの運用に携わる。
日本経済新聞社が、英経済紙フィナンシャル・タイムズ・グループ(FT)を買収すると発表。親会社のピアソンと合意に達しており、買収額は8億4400万ポンド(約1600億円)。国内メディアによる海外企業の買収としては過去最大規模だという。
24
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、両大会のエンブレムを発表した。制作者はアートディレクターの佐野研二郎さん。白と黒、赤、金色、銀色の5色を基調に、五輪エンブレムは東京の「T」を、パラリンピックは平等の記号「=(イコール)」をイメージするデザインとなった。五輪エンブレムについては、ベルギーにあるリエージュ劇場のロゴマークと酷似しているとの指摘が出ている。
26
東京都調布市で、調布飛行場を離陸したばかりの小型機が住宅街に墜落し、搭乗者の男性2人と民家にいて巻き添えになった女性1人の計3人が死亡した。現場は飛行場の滑走路南端から約800メートル。近くには味の素スタジアムや中学校などがある。
28
参院選の「1票の格差」を是正する公職選挙法改正案が衆議院本会議で可決、成立した。法案は自民党と、維新の党など野党4会派が提出。2選挙区の合区を含む「10増10減」により、最大格差を2.97倍にする。都道府県単位の選挙区が統合されるのは初めてのこと。
30
厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の周辺住民が米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めなどを求めた訴訟で、東京高裁は1審の判決に続き自衛隊機の飛行差し止めを命令。国側の控訴を棄却した。