「アラビア語版」、サイト1周年で本格スタート

多言語サイト「nippon.com」がスタートして、2012年10月1日で満1年。これを機に、第6番目の言語としてアラビア語版を本格的に開始しました。世界でアラビア語を公用語とする国は20カ国以上、その母国語総人口は2億3000万人を超えています。

14~16世紀に興った西欧のルネッサンスも、古代ギリシア・ローマの哲学や医学などの文献が、アラビア語に翻訳されていたからこそ可能であった。また、最近では、“アラブの春”に象徴されるように世界情勢を正確に理解する上で、アラブ社会の動向把握は不可欠な要素となっています。

しかし、アラブ世界と日本はあまりにもお互いを知らな過ぎるというのが現状でしょう。こうした希薄なコミュニケーションを補い、相互理解を深めるために、「nippon.com」は、日本で初めてとなる本格的なアラビア語版サイトを開始することにしました。道は長く、険しいものかもしれませんが、グローバル化の中で多くのアラビア語圏の方々に「nippon.com」を読んでいただくとともに、日本の読者の方々にアラブ世界のことを紹介していきたいと考えています。

世界からのアクセス、300万超PVを達成

また、「nippon.com」は、認知度ゼロからのスタートにもかかわらず、1年間で300 万ページビュー(PV)を超える結果を残し、なおアクセス数は着実に上昇しています。今回のアラビア語版開始で、多言語体制は既存の英、仏、西、中(繁体字、簡体字)、日本語と合わせ6言語となりました。

2013年秋、ロシア語版がスタートすれば、当初計画である「国連公用語6カ国語+日本語」の体制が実現する予定です。引き続きご支援をお願い申し上げます。