[ニュース]外国要人、被爆地へ続々=オバマ氏訪問契機か
[2016.11.07] 他の言語で読む : ENGLISH | Русский |

今月に入り、被爆地の広島、長崎両市への外国要人の訪問が目立ち始めた。3日のマトビエンコ・ロシア上院議長を皮切りに、カザフスタンのナザルバエフ大統領ら計4人が続々と来訪。今年5月のオバマ米大統領による歴史的な広島訪問に触発された可能性もありそうだ。

3日に長崎市を訪問したマトビエンコ氏は、原爆資料館を視察、平和祈念館で献花した後、記者団に「長崎市を最後の被爆地にという活動を全面的に支持する」と表明した。

同市によると、2000年からの16年間で現職の元首または国会議長は同氏で4人目。中旬にはドイツのガウク大統領も資料館や平和公園を訪れる予定で、これまでと比べ「ハイペース」な印象だ。

広島市の方は14年度と15年度で計9人いるが、元首はこの2年間で14年度のアキノ・フィリピン大統領(当時)だけ。それが今年度はオバマ氏に続き、9日にナザルバエフ氏が訪問を予定しており、16年度だけで元首は二人となる。

カザフスタンには旧ソ連のセミパラチンスク核実験場があり、周辺住民は今も放射能汚染に苦しむ。同氏は核軍縮に積極的に取り組んでいることで知られる。4日にはスイスのコント連邦議会議長が広島市を訪問した。

外務省幹部は、オバマ氏訪問が影響を与えた可能性を指摘し、「世界の要人が核兵器の実相に触れるいい機会だ。核なき世界に向けて効果的なメッセージを期待できる」と語る。国連で15、16両年、日本主導で「指導者や若者らの被爆地訪問」を奨励する核廃絶決議が採択された効果もあるとみられる。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2016.11.07]
この記事につけられたタグ:
関連記事
その他のコラム

ピックアップ動画

最新の特集

バナーエリア2
  • nippon.comコラム
  • in the news
  • シンポジウム報告