[ニュース]安倍首相、アジア大洋州歴訪へ出発=「地域の平和と安定に貢献」
[2017.01.12] 他の言語で読む : ENGLISH |

安倍晋三首相は12日午前、アジア大洋州4カ国歴訪のため、羽田発の政府専用機で最初の訪問国フィリピンに向け、出発した。20日に発足を控えたトランプ次期米政権の外交方針が不透明な中、アジア太平洋の主要国との結束を強め、米国を含めた連携が地域の安定に資することを内外に示したい考えだ。

首相は出発に先立ち、羽田空港で記者団に「2国間の課題や地域情勢の認識について意見交換し、各国首脳と地域の平和と安定にどのように貢献していくべきか、率直に話したい」と語った。 

米国つなぎ止めへ連携確認

安倍首相は、トランプ政権がアジア太平洋地域を重視するリバランス(再均衡)政策を維持するよう、連携して働き掛けていくことを各国と確認したい考えだ。台頭する中国を念頭に、米国のつなぎ止めを図る安倍外交の新たな一歩となる。

訪問先の4カ国はいずれも、ここ1~2年程度の間に首脳が交代した。首相は各国首脳との会談で信頼関係を深め、2国間関係の強化を目指す。

首相はまず、12、13両日にフィリピンを訪問する。ドゥテルテ大統領との会談は、同氏が来日した昨年10月以来だ。フィリピンが中国と領有権を争う南シナ海問題での緊密な連携を確認する。

14日には豪州のターンブル首相とシドニーで会談。次期米政権の外交政策が不透明な中、日米豪の結束の重要性について認識の共有を図る。トランプ氏が離脱を掲げる環太平洋連携協定(TPP)への対応も協議する見通しだ。

15日に予定するインドネシアのジョコ大統領との会談では、南シナ海問題での連携に加え、港湾など同国のインフラ整備をめぐる協力が主要議題となる。

最後の訪問国ベトナムでは、16日に最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長、グエン・スアン・フック首相ら指導部と個別に会談。中国の南シナ海進出をにらみ、新造巡視船の供与を表明する。17日に帰国する。 

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.01.12]
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