[ニュース]稲田防衛相、日報で引責辞任=首相「国民におわび」−改造まで外相が兼務
[2017.07.28] 他の言語で読む : ENGLISH |

稲田朋美防衛相は28日午前、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報をめぐる問題の責任を取り、安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。稲田氏は記者会見で日報問題に関する特別防衛監察結果を発表。同時に「国民の信頼を損ね、自衛隊の士気を低下させかねない重大、深刻な問題だ。責任を痛感している」として辞任を正式表明した。稲田氏を抜てきした安倍晋三首相の任命責任が問われるのは必至で、先の東京都議選惨敗に続き、政権にはさらなる痛手となる。

首相は、来月3日予定の内閣改造まで岸田文雄外相に防衛相を兼務させることを決めた。

稲田氏の辞表受理後、首相は官邸で記者団に「国民に心からおわび申し上げたい。任命責任は全て私にある。閣僚への批判は真摯(しんし)に受け止めなければならない」と陳謝した。

日報問題をめぐり野党が求める閉会中審査について、首相は「国会から要請があれば、政府として協力していく」と表明。稲田氏も「国会(の判断)に従う」と語った。

第2次安倍政権発足後、閣僚の辞任は4月の今村雅弘復興相に続き6人目。首相は当初、内閣改造で稲田氏を交代させる考えだったが、政権運営への影響を最小限に抑えるには、これ以上辞任のタイミングを遅らせることはできないと判断したとみられる。

稲田氏をめぐっては、都議選での「防衛省、自衛隊としてもお願いする」との応援演説で、資質を問題視する声が強まった。日報問題では、稲田氏本人が2月に陸上自衛隊幹部から非公表とする方針について報告を受けていた疑いが浮上。野党から罷免、与党からも辞任を求める声が出ていた。

稲田氏は28日午前、閣僚懇談会の後、閣僚に対し「お世話になりました」と述べた。

防衛省を出る稲田朋美防衛相=28日、東京都新宿区(時事)

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  • [2017.07.28]
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