[ニュース]北方領土、初の空路墓参=元島民ら70人、急きょ現地泊
[2017.09.25] 他の言語で読む : ENGLISH | Русский |

北方領土の元島民らが23日、国後、択捉両島へ初の空路墓参を行った。早朝にチャーター機で北海道の中標津空港を出発。夕方に戻る予定だったが、現地の天候不良の影響で、急きょ一泊することになった。元島民とその家族、政府関係者ら約70人が参加した。

墓地に設けた祭壇に手を合わせる元島民=2017年9月23日午後、択捉島の紗那墓地[代表撮影](時事)

元島民らを乗せたチャーター機は国後島で同島出身者らを降ろした後、択捉島に到着した。同島の墓地で行われた慰霊式では、墓参団長を務める岩崎忠明さんが「さらに粘り強く強力な領土返還要求運動に全力で取り組む」と強調した。

その後、再び国後島へ寄るはずだったが、天候が悪化して着陸できず、ロシアのユジノサハリンスクで一泊することになった。国後島で降りた元島民らは墓参後、現地の「友好の家」に宿泊。24日に中標津空港へ一緒に戻る予定だ。

政府は今後、空路墓参の定例化を目指すなど、北方領土での日ロ協力の実績を積み重ね、領土交渉の進展につなげたい考えだ。

北方領土の墓参について、交通手段はこれまで船舶に限られていた。航空機の利用は、高齢化が進む元島民の負担軽減のため、日ロ両首脳が4月の会談で合意。当初は6月に実施する予定だったが、悪天候で中止となり、日程を再調整していた。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.09.25]
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