[ニュース]熊本地震でも上空電子異常=内陸型は初−京大
[2017.03.01] 他の言語で読む : ENGLISH | Русский |

昨年4月の熊本地震の発生直前、九州上空で電子の数が急激に変化する異常が起きていたと、京都大の梅野健教授(通信工学)らの研究チームが28日発表した。東日本大震災の発生直前にも同様の異常があったが、内陸直下型地震で確認したのは初めてという。論文は米学術誌ジャーナル・オブ・ジオフィジカル・リサーチに掲載された。

上空300キロ付近には「電離圏」と呼ばれる電子が広がる層があり、地震のほか、オーロラなどの影響を受ける。

研究チームは福岡県内の全地球測位システム(GPS)観測局データを使い、熊本地震発生前のデータを解析。昨年4月16日午前1時25分の本震発生の約1時間前から、九州地方に上空電子の異常が発生していたことが分かった。

梅野教授は「上空電子の異常発生のメカニズム解明や、大地震を予測できる可能性がある」と期待。関係省庁などと協力し、実証実験を行いたい考えを示した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

地震の被害を受けた熊本城=2016年4月(撮影=土師野幸徳/ニッポンドットコム編集部)

  • [2017.03.01]
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