[ニュース]博多駅前で道路陥没=地下鉄延伸工事が原因−空港などで停電も・福岡
[2016.11.09] 他の言語で読む : ENGLISH |

陥没したJR博多駅前の道路=8日、福岡市博多区(時事)

8日午前5時15分ごろ、福岡市博多区のJR博多駅前で工事作業員から「道路が陥没した」と110番があった。福岡県警博多署などによると、市道が長さ約30メートル、幅約27メートル、深さ約15メートルにわたり陥没していた。同市消防局によると、現場付近のビルが停電し、その際に70代女性が転倒。体の右半分を打撲するけがをした。

福岡市は同9時45分に、同区博多駅前2〜3丁目の住民に避難勧告を出し、区内の公民館に避難所を開設した。

福岡市交通局によると、現場では当時、市地下鉄七隈線の延伸工事中だった。地下約25メートル地点を掘削機で掘っていたところ、上から水が漏れ出したため工事を中止。博多署に要請して付近を交通規制した約5分後に道路が陥没したという。市は工事が原因と認めた。

市は、トンネルを掘っていた岩盤の上にある地下水を含んだ砂の層から水が漏れた可能性があるとみている。高島宗一郎市長は同日午前に記者会見を開き、「市の工事で市民に多大な迷惑をお掛けし申し訳ない。原因を究明し、再発防止に全力を挙げたい」と謝罪した。

現場周辺では道路の陥没直後に最大約800戸が停電した。午前8時半時点で、福岡空港国際線ターミナルやJR博多駅の一部など172戸が停電。九州電力が関連を調査している。

陥没、埋め戻し作業続く=インフラ復旧工事協議−14日にも通行止め解除・福岡市

JR博多駅(福岡市博多区)前の大規模な道路陥没現場では夜を徹して、セメントを混ぜた土砂で穴を埋め戻す作業が行われた。陥没現場に面した建物には9日も避難勧告が出されている。市は地表近くまで埋め戻した後、ライフラインを完全に復旧させる作業を行う。

福岡市は9日、インフラ事業者と現場で地下鉄の工事をしていた大成建設などを集め、復旧工事の進め方を協議した。高島宗一郎市長は記者団に、ライフラインについて復旧作業を今週中に終了し、13日までには復旧させたいと述べた。車両の通行止めは14日に解除できるようにしたいとの見通しを示した。

国土交通省は原因究明と再発防止のために同日も、福岡市交通局に対し立ち入り検査に入った。

現場の市道は8日、長さ約30メートル、幅約27メートル、深さ約15メートルにわたり陥没、大量の水が流れ込んだ。現場では福岡市地下鉄七隈線の延伸工事中だった。埋設されていた電気、ガス、水道管などが破損。商業施設のビルの一部で停電が続いたが、9日午前に復旧した。

ふくおかフィナンシャルグループは、陥没事故に伴うオンラインシステムの障害が8日夜までに完全復旧したと発表。9日から全ての業務を平常通り再開した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2016.11.09]
この記事につけられたタグ:
関連記事
その他のコラム

ピックアップ動画

最新の特集

バナーエリア2
  • nippon.comコラム
  • in the news
  • シンポジウム報告