[ニュース]地域の足、95年歴史に幕=高倉健さん、ゆかりの駅−JR留萌線一部廃止・北海道
[2016.12.05] 他の言語で読む : ENGLISH |

1921年に開通し、北海道北西部で地域の足として親しまれてきたJR留萌線の留萌−増毛間(16.7キロ)が4日、営業運転を終了し、95年の歴史の幕を下ろした。雪が積もる沿線には大勢の鉄道ファンらが詰め掛け、別れを惜しんだ。

大勢の鉄道ファンが詰め掛けた、廃止になるJR留萌線終点の増毛駅=4日、北海道増毛町(時事)

日本海に面した増毛駅(増毛町)は留萌線の終着駅。ニシン漁で栄えた町は、明治から昭和初期の歴史的な建築物が残る。故高倉健さんが主演した映画「駅 STATION」(81年)のロケ地としても知られている。

増毛駅では「お別れセレモニー」が開かれた。堀雅志町長(62)は「廃線については非常に残念。観光には大きな影響があると思うが、増毛駅を中心に発展してきた町。今後とも駅舎を中心とした街づくりをしていきたい」と話した。

同駅員を42年から30年間勤めたという留萌市の渡辺正美さん(88)は「昔はニシン漁が盛んで、駅の待合室も人でいっぱいだった。今はほとんどの人が電車を使わなくなったので、廃止は仕方がない」と寂しそうに語った。

JR北海道によると、留萌−増毛間の2014年度の輸送密度は1キロ当たり1日平均39人にとどまり、87年のJR発足時の480人から激減。JR北は赤字で維持できないとして昨年8月、留萌市と増毛町に16年度中の廃止を提案。両市町長が今年、同意した。

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  • [2016.12.05]
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