[ニュース]慰霊花火、夜空に「白菊」=山本五十六の出身地、真珠湾攻撃75年−新潟・長岡
[2016.12.09] 他の言語で読む : ENGLISH |

旧日本軍による米ハワイの真珠湾攻撃から75年。攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の出身地である新潟県長岡市で8日夜、犠牲者を弔う花火が打ち上げられ、信濃川河川敷の会場に集まった人たちは平和への祈りをささげた。

慰霊花火は2011年から毎年実施され、費用は主に市民の寄付で賄われる。実行委員会の委員長を務める渡辺千雅さん(61)は「12月8日が何の日か、知らない人が増えたのがきっかけだった」と話す。

打ち上げるのは白一色の「白菊」と呼ばれる花火。真珠湾だけでなく、世界の戦争やテロで亡くなった人の慰霊と、平和への願いも込める。渡辺さんは「山本五十六の出身地長岡で、花火の意味を子どもたちに伝えていくことが大切」と考えている。

白菊の花火を考案したのは、同市の花火師嘉瀬誠次さん(94)だ。「鎮魂をどう表すか。思い浮かんだのが、邪心がなく清楚(せいそ)な白菊だった」。シベリア抑留経験のある嘉瀬さんは1990年、ロシア極東のハバロフスクで戦友を弔うため、初めて打ち上げた。

長岡市は戦時中に米軍機の空襲を受け、1486人の犠牲者が出た。空襲があった8月は毎年、追悼の白菊花火が市内の夜空を照らす。打ち上げは嘉瀬さんの長男晃さん(58)らが担う。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2016.12.09]
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