[ニュース]元日の譲位「難しい」=宮内庁次長、会見で言及−新年儀式が終日続き
[2017.01.18] 他の言語で読む : ENGLISH |

宮内庁の西村泰彦次長は17日午後の定例会見で、政府が検討している2019年1月1日の新天皇即位について、「元日は皇室にとって極めて重要な日で、譲位、即位に関する行事を設定するのは実際にはなかなか難しいのではないかと考えている」と述べた。即位とともに元日から新たな元号とすることも、同様に困難との考えを示した。

譲位と改元の時期をめぐっては、今月10日以降、政府が19年1月1日に皇太子さまの即位の儀式と改元を行う方向で検討を始めたとの報道が相次いでいた。

西村次長は、新年の儀式と重なる元日の即位は宮内庁として都合が良くないのではとの質問を受けた際、「一般論として申し上げれば」と前置きした上で、皇室では元日に新年祝賀の儀をはじめとした重要な儀式が終日続くと説明。「そこにもう一つ大きな行事を設定するのは困難ではないか」と述べ、一連の即位関連儀式のうち三種の神器などを新天皇に引き継ぐ「剣璽(じ)等承継の儀」を元日に行うのは難しいとの見解を示した。

こうした見解は、一つ一つの儀式を大切にされている天皇、皇后両陛下の意向も踏まえての「宮内庁独自の判断」と説明。天皇陛下が元日の譲位に否定的な意向を示したというわけではなく、「あくまで宮内庁としての考え方だ」と強調した。今後、首相官邸側にも同様の意見を伝えるという。

元日の即位が難しい場合、越年と同時の改元も同様に困難になるのかとの質問には「そうですね」と答えた。「1月1日で決まったような報道が相次いでいるので、宮内庁としての見解は示した方がいいと考えた」と述べた。 

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  • [2017.01.18]
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