[ニュース]「寝る子は育つ」は本当?=ビッグデータで解析−育児アプリ活用・成育センター
[2017.02.01] 他の言語で読む : ENGLISH |

国立成育医療研究センターは31日、スマートフォンの育児アプリのビッグデータを活用し、赤ちゃんの成長や発達、生活習慣の実態解明を目指す共同研究を始めたと発表した。睡眠時間や排便の回数など10万人以上のデータを解析。個人差や月齢による変化などを明らかにし、育児不安の解消や病気の早期発見に役立てる。

活用するのは子育て支援アプリなどを開発するITベンチャー「ファーストアセント」(東京)の「パパっと育児@赤ちゃん手帳」。育児記録を無料で簡単につけることができ、2013年9月のリリース以来、延べ17万人以上が利用している。

同センターによると、乳幼児の実態に関する調査はこれまで、厚生労働省が10年ごとにアンケートで行う「乳幼児栄養調査」くらいしかなく、詳細なデータは明らかになっていなかった。世界的にも大規模な調査は例がないという。

研究では、利用者から同意を得たデータを基に、授乳回数の月齢による変化▽母乳と粉ミルクによる排便回数、睡眠時間の違い▽睡眠時間と成長との関係▽発達の速さの男女差−などを解析。アプリを通じて子育て中の疑問を募集し、テーマ設定に反映させる。

研究結果は秋に発表する予定。記者会見した同センター研究所の鳴海覚志基礎内分泌研究室長は「『寝る子は育つ』などの格言が本当なのかも明らかにしたい。多くの人に参加してほしい」と話した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.02.01]
この記事につけられたタグ:
関連記事
その他のコラム

ピックアップ動画

最新の特集

バナーエリア2
  • nippon.comコラム
  • in the news
  • シンポジウム報告