[ニュース]鈴木清順さん死去=映画監督「ツィゴイネルワイゼン」、93歳
[2017.02.23] 他の言語で読む : ENGLISH |

独特の映像世界で知られる映画監督の鈴木清順(すずき・せいじゅん、本名清太郎=せいたろう=)さんが13日午後7時32分、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため東京都内の病院で死去した。93歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻崇子(たかこ)さん。

鈴木清順監督(時事)

旧制弘前高校卒業後、松竹に入社して助監督に。日活に移籍し、1956年に「港の乾杯 勝利をわが手に」で本名で監督デビューした。58年から清順と名乗り、アクション映画を連作。独特の色彩感覚や演出で人気を集め、「流れ者には女はいらねえ」のせりふが流行した「東京流れ者」や、バンカラな旧制高校生を描いた「けんかえれじい」などがヒットした。

67年、宍戸錠さんが主演し、後にカルト的な人気を集める「殺しの烙印(らくいん)」を撮るが、「分からない映画」として日活が上映を中止し、専属契約を解除された。その後の裁判闘争で映画が製作できず「幻の監督」と呼ばれたが、和解後の77年、「悲愁物語」で10年ぶりに復帰した。80年の「ツィゴイネルワイゼン」はベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞。その後手掛けた「陽炎座」「夢二」を合わせ「大正浪漫3部作」と呼ばれた。2005年の「オペレッタ狸御殿」はカンヌ国際映画祭に特別招待された。

テレビアニメ「ルパン三世」の監修を手掛けたほか、白いあごひげを蓄えた仙人風の容貌で、NHK連続テレビ小説「青春家族」やフジテレビ系ドラマ「美少女仮面ポワトリン」などに俳優として出演した。

元NHKアナウンサーの鈴木健二さんは実弟。

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  • [2017.02.23]
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