[ニュース]震源近く「心構えできた」=緊急地震速報、熊本震度7で−気象庁が住民調査
[2017.04.03] 他の言語で読む : ENGLISH | العربية |

大きな被害をもたらした熊本地震は、14日で発生から1年を迎える。気象庁は九州と愛媛県の住民を対象に、昨年4月に最大震度7の地震が2回起きた際、緊急地震速報がどう受け止められたかを調べるアンケートを実施。震源に近い熊本県中心部では速報が強い揺れに間に合わず、直後のタイミングとなったが、「心構えができた」と回答した人が4割いた。

アンケートは今年2月から3月初め、インターネットで行った。2回の大地震のいずれかで震度5弱以上を観測した市町村にいた成人男女約1900人を分析対象とした。

昨年4月14日夜の最初の大地震で、緊急地震速報が強い揺れに間に合わなかった約400人のうち4割は、速報を見聞きして「体感していた揺れが地震だと分かった」「心構えができた」と回答。「自分自身の身を守る行動ができた」も1割強、「家族などの身近な人を守ることができた」は1割弱あった。

一方、この地震で速報を見聞きした約1600人で、事前に速報への対応を考えていた人は1割強にとどまった。対応を考えていた人はそうでない人に比べ、「その場で身構えた」「安全と思う場所に移動した」「身近な人を守ろうとした」などと答えた割合が高かった。

2回目の大地震は4月16日未明に発生。回答者の6割は眠っていたが、このうち4割が「速報で目を覚ました」と答えた。

気象庁地震津波防災対策室でアンケートを分析した赤石一英さんは「緊急地震速報の効果は示されている。首都直下地震などが起きる可能性があり、普段から対応をしっかり考えてもらえるよう、普及啓発を進めたい」と話している。
[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.04.03]
この記事につけられたタグ:
関連記事
その他のコラム

ピックアップ動画

最新の特集

バナーエリア2
  • nippon.comコラム
  • in the news
  • シンポジウム報告