[ニュース]コンビニに津波救命艇=南海トラフ地震に備え-愛知
[2017.05.14] 他の言語で読む : ENGLISH | ESPAÑOL | العربية | Русский |

愛知県知多半島の南端、南知多町のコンビニ駐車場に4月、1そうの津波救命艇が設置された。同町は、南海トラフ巨大地震で最大約9.5メートルの津波が到達すると想定され、店長は「高齢者の避難に役立てたい」と話している。

セブン-イレブン南知多内海店は、海岸から徒歩約10分の内陸部にある。津波救命艇は全長8.74メートルで、乗用車2台分のスペースに設置された。定員25人でエンジンはなく、引き波で海に出た後、信号を出して漂流しながら救助を待つ。1週間分の水と食料を搭載している。

セブン-イレブン・ジャパン(東京)が3月末、高知県との協定を基に須崎桐間南店(同県須崎市)に設置したのが第1号。南知多町に続き、静岡県沼津市の1店舗にも設置が決まっている。いずれも南海トラフ地震で大津波が予想され、周囲に避難場所を確保できない立地条件にある。

南知多町は、最悪の場合、住民の1割近い約1800人の死者が出ると試算。進行する高齢化が避難をより困難にするとみている。

南知多内海店の浜田真成店長(24)は「避難所がすぐ近くになく、お客や近隣のお年寄りを乗せることを考えている」と説明する。

実際に乗り込める枠は限られ、近所の女性は「避難訓練に従い1キロ離れた寺に避難する」と言う。石黒和彦町長は「防災意識の向上にもつながればいい」と話し、津波に備える意識向上にも期待を寄せている。

愛知県南知多町のコンビニ駐車場に設置された津波救命艇=4月24日、セブン―イレブン南知多内海店(時事)

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.05.14]
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