[ニュース]「がん患者働かなければいい」=自民・大西氏が発言、陳謝
[2017.05.23] 他の言語で読む : ENGLISH | العربية | Русский |

自民党の大西英男衆院議員が党厚生労働部会でがん患者について「働かなければいい」と発言していたことが分かった。大西氏は22日、党本部で記者団に発言の事実を認め、「がん患者や元患者の気持ちを傷つけ、深くおわびする」と陳謝した。

がん患者をめぐる発言について陳謝する自民党の大西英男衆院議員=22日、東京・永田町の同党本部(時事)

飲食店の受動喫煙規制策が議論された15日の厚労部会で、従業員ががん患者である場合、受動喫煙は苦痛だと三原じゅん子参院議員が指摘したところ、規制慎重派の大西氏は「働かなければいい」とヤジを飛ばした。

大西氏は22日、自身の発言について「がん患者の方々には、もっと健康な、受動喫煙のないところで働いていただいた方がその方のためになる(という趣旨だった)」と釈明。「誤解を与える失言で、議論を混乱させた」との認識を示した。ただ、撤回はしなかった。

民進党の野田佳彦幹事長は記者会見で「ひど過ぎる。人間失格だ」と批判。共産党の小池晃書記局長は「人として許されない発言」として議員辞職を求めた。公明党の大口善徳国対委員長も「われわれの考え方と違う」と不快感を示した。

自民党の二階俊博幹事長は会見で「大いに反省させることが大事だ」と述べ、下村博文幹事長代行が大西氏に注意した。菅義偉官房長官は「がんなど病気を抱える方々の就労支援は重要だ」と語った。

大西氏は2014年、衆院総務委員会で質問中の女性議員に「早く子どもを産め」と不規則に発言。15年には党勉強会で安全保障関連法に批判的な報道機関について「懲らしめなければいけない」と述べるなど、たびたび失言が問題化した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.05.23]
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