[ニュース]国内初発見の恐竜化石=52年前に採集−未確認種の卵と判明−山口・下関
[2017.06.06] 他の言語で読む : ENGLISH | ESPAÑOL | Русский |

山口県下関市と福井県立恐竜博物館は5日、1965年に下関市で採集された岩石が、恐竜の卵の化石と判明したと発表した。恐竜の卵は福井、岐阜、兵庫の3県で計8種類の化石が発見されているが、今回のものは国内では未確認の種類で、二足歩行の肉食恐竜として一般に知られる「獣脚類」の卵の可能性が高いという。

日本で最初に見つかった恐竜化石は1978年に岩手県岩泉町で発見されたモシリュウの上腕骨とされていたが、今回の化石の採集時期はその10年以上前で、国内初発見となる。

同博物館によると、化石は下関市出身の会社員清水好晴さん(68)=神奈川県横須賀市=が高校2年生だった65年9月に、下関市の綾羅木川上流域にある白亜紀前期(約1億2000万〜1億年前)の地層で友人と採集。採集後に描いたスケッチや撮影した写真、ネガとともに自宅で保管していた。

1965年に山口県下関市で採集され、恐竜の卵の化石と判明した岩石=2日、福井県勝山市の福井県立恐竜博物館(時事)

家の整理の際に思い出し、昨年3月に山口県美祢市職員のおいに鑑定を依頼。連絡を受けた同博物館が美祢市化石館などと鑑定を進めていた。

化石は直径2〜7センチほどの破片計8点。清水さんは採集後、写真に撮った塊をハンマーで割っており、現場で見つけた別の破片と合わせたこの8点が残っていた。スケッチなどから球形か楕円(だえん)形だったとみられ、卵の直径は約10センチと推定される。殻は約3.7ミリと国内で発見されたもの(約0.1〜0.7ミリ)よりも極端に厚く、結晶構造が枝分かれしているのが特徴という。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.06.06]
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