[ニュース]長寿の秘訣探れ=京都と青森で調査へ−府立医大と弘前大
[2017.08.18] 他の言語で読む : ENGLISH | Русский |

京都府立医科大(京都市)と弘前大(青森県弘前市)は10日、長寿者が多い京都府北部の丹後地域で住民の健康調査を始めると発表した。平均寿命が最も短い青森県の住民データと比較する研究を行う。府立医大の的場聖明教授(循環器内科)は記者会見で「丹後地域に長寿者が多いはっきりした要因は分かっていない」と述べ、秘訣(ひけつ)が分かれば、他の地域にも広めていきたいとしている。

丹後地域にある京丹後市の100歳以上人口は2016年1月時点で83人で、全国平均の2.8倍。府立医大は14日から、同市の65歳以上の市民500人を募集。市立病院で2年に1回、無料の健康診断を受けてもらい、血圧や腸内環境、遺伝子など2000項目を調べる。18年度からは同市に隣接する宮津市と伊根町、与謝野町でも住民500人を募集。計1000人を15年間追跡する。

一方、弘前大は05年から、青森県弘前市岩木地区で、20歳以上の市民を対象に年1000人の健康調査を実施している。同県は、厚生労働省が5年おきに行う平均寿命調査(00年、05年、10年)で、男女とも全国最下位だった。

弘前大大学院医学研究科の中路重之特任教授は短命の要因として、「飲酒、喫煙率が高く、肥満も影響していると考えられる」と指摘。一方で、「塩分摂取量が高い長野県の平均寿命が長いように、総合的に調べる必要がある。データの単純比較だけでなく、(丹後と岩木の両地区を)常に行ったり来たりして、探るのが楽しみだ」と話した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.08.18]
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