漂流する日本の教育

かつて「勤勉な日本人」を生み出した日本の教育システムは今、さまざまな問題を抱えている。子どもたちや学生を翻弄しながら揺れ動く教育の姿から、目標を見失った現代日本社会の病が見えてくる。

大学改革と教育基本法改正で、日本の教育は復活するか結城 章夫

文部科学省の事務次官として教育基本法改正に携わり、退官後は山形大学学長として地域に根差した大学改革に取り組む結城章夫氏。日本の教育が抱える課題と、解決に向けての道筋について論じる。
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「学力低下」論争と「ゆとり」教育を検証する中井 浩一

1990年代末、日本の子どもたちの「学力低下」が問題視され、大きな論争が起こった。論争の結果、文部科学省は「学力低下」の原因とされた「ゆとり」教育からの政策転換を余儀なくされた。脱「ゆとり」の新学習指導要領が実施され始めた今、「学力低下」論争と「ゆとり」教育を振り返る。
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高等教育の“日本病”苅谷 剛彦

人材のグローバル化の必要がいわれる一方、その教育機関たる日本の大学の地盤沈下が危惧されている。問題はどこにあるのか。日・英の大学で教鞭を取り、教育問題を社会学の視点から論じる苅谷剛彦教授が分析する。
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