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新卒入社、3割が3年以内に離職―連合調査 : 最多の理由は「仕事が自分に合わない」

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終身雇用が当たり前だった世代には、入社3年もたたないうちに3割もの人が辞めるなど信じられないことかもしれない。イマドキの若者にとっては、ガマンしながら定年まで働き続けていたことが信じられないのかもしれない。

日本労働組合総連合会(連合)が2022年2月末から3月初にかけて、大卒で正社員として就職した入社2~5年目の人にアンケート調査を実施、1000人の有効サンプルを集計した。

最初に就職した会社を選んだ理由(複数回答)は、「無期雇用(正社員)」であることが33.9%と圧倒的に多く、「業務内容に興味があった」20.7%、「やりがいのある仕事」20.1%が続いた。「福利厚生」「年間休日」「転勤がない」などのワークライフバランス項目はいずれも10%台だった。

最初に就職した会社で現在も働き続けている人(育児休業など休職中含む)は66.8%。「半年以内に離職」7.7%、「半年~1年以内に離職」6.2%、「1~2年以内に離職」10.4%、「2~3年以内に離職」5.2%で、ほぼ3割が3年以内に離職していた。

新卒入社した会社を辞めた理由としては、「仕事が自分に合わない」40.1%が最も多く、「労働時間、休暇の条件」31.0%、「賃金の条件」27.4%が続いた。

バナー写真 : PIXTA

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