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アジア
高齢化の世界最先端を走る日本が向かう未来

かつて、1954年から1973年にかけての日本の高度経済成長は世界に衝撃を与え、その後発展途上地域の経済発展のモデルにもなった。だが今度は、資産バブル崩壊後の1990 年代後半からデフレに突入していまだに抜けきれず、欧米諸国を「明日はわが身」という不安に陥れた。そして今、世界の最先端を走る日本の少子化高齢化がどこへ向かうのか、あとを追う国々は固唾をのんで見守っている。シリーズの最終回にあたって、空前の高齢化に突入しつつある世界の現状と将来を最新のデータで整理したい。
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ベトナムの多世代間の連携の取り組み土居 義範

公的な社会保障制度が十分ではないベトナムでは、インフォーマルな地域の活動が高齢者福祉において大きな役割を果たしている。ベトナム北中部、タインホア省でこうした地域活動を担うISHC(Inter-generational Self-Help Club:多世代間自助クラブ)を訪ねた。
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ベトナムの高齢者福祉と仏教土居 義範

社会保障制度の整っていないベトナムでは、高齢者福祉において大乗仏教が一定の役割を果たしている。尼僧たちの支援を受けて高齢者たちが暮らす中部の古都フエの寺院を訪ねた。
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平地の人材不足を、山から補う—caregiverを創る—麻田 玲

タイ北部のチェンマイはバンコクなどの都市と比較して涼しく、その過ごしやすさから観光客だけでなく日本人をはじめとした外国人居住者も多い。旧市街は歴史文化遺産の城壁に囲まれ、市内だけでも100以上ある仏教寺院とのハーモニーは風情豊かである。国内最高峰のドイ・インタノンなど緑豊かな山岳地帯に囲まれる古都での高齢者向けの活動を紹介する。
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すでにあるものへの視点—タイの高齢者ケアからの学び—麻田 玲

タイの高齢化はASEAN諸国の中では群を抜いて進んでいる。タイ政府は高齢者ケアの担い手は「家族とコミュニティー」が根幹である方針を打ち出し、文化・社会の伝統に依存する姿勢だ。一方、人びとの日常では「高齢者ケア」はどのように理解され、実践されているのだろうか。現地でのフィールドワークから見えたことを2回にわたって報告する。
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フィリピン高齢者の健康と生活をサポートするNGO柏木 志保

フィリピンも人口が1億人に達し、高齢化が進んできた。政府や自治体は高齢者支援の制度の整備を進めてはいるものの、予算の不足などから、NGOとの連携によるボランティア活動への期待が高まっている。
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高齢者を大切にするフィリピン・ホスピタリティ柏木 志保

フィリピンも他の東南アジア諸国と同様に高齢者ケアの担い手は家族が中心だが、一人暮らしや経済的に厳しい高齢者には民間組織の連携による取り組みが行われている。こうした高齢者向けの取り組みには、フィリピンの高齢者を敬う伝統が息づいており、人々の温かさを感じることができる。
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月溪総合社会福祉館の「美しい隣人」事業金 成垣

韓国では地域福祉の担い手とし1980年代末から総合社会福祉館が整備された。中でもソウル市蘆原区月溪洞の月溪総合福祉館が始めた「美しい隣人」事業は、地域のニーズに合わせたモノとサービスの寄付を軸にした社会貢献活動として成功を収め、全国に広がっている。
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韓国の高齢者の居場所「思い出プラス」金 成垣

ソウル市内で高齢者が集まる町として知られる鐘路では、高齢者向けの支援活動が充実している。中でも民間企業の社会貢献活動による支援を受け、安価に飲食と憩いの場を提供する「思い出プラス」は、高齢者同士の交流促進や雇用創出などの効果を生み、注目されている。
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少子高齢化に立ち向かう地方商店街の活性化への挑戦河村 啓太郎

日本では、商店主の高齢化や後継者不足などで閉店を余儀なくされる店舗も多く、「シャッター商店街」が増加している。山口県周南市は、Iターン、Uターンの若者の新規出店を支援、若い世代を取り込みながらコミュニティを再構築し、商店街の活性化に成功した。
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