特集 よみがえった東京駅
東京駅が夢のスクリーンに
「TOKYO STATION VISION」
[2012.10.03] 他の言語で読む : ENGLISH | 简体字 | 繁體字 | FRANÇAIS | ESPAÑOL | العربية |

東京駅の赤レンガ駅舎“復原”を記念した映像ショー「TOKYO STATION VISION」。1万人が駅舎に映し出された夢の世界に酔いしれた。

東京駅が開業して約100年。“復原”(※1)された赤レンガの「丸の内駅舎」の正式開業を前に、最新鋭の映像スペクタクルショー「TOKYO STATION VISION―トウキョウステーションビジョン―」が2012年9月22日と23日の両日、開催された。

大正時代の開業(1914年12月5日)当時の姿によみがえった駅舎に、最新のプロジェクションマッピング技術(※2)を駆使した高精細のコンピューターグラフィックス(CG)が、幅120メートル、高さ30メートルにわたって投影され、約1万人の見物客から大きな歓声と拍手が沸き起こった。

駅に集う人々、煙とともに登場する蒸気機関車、色とりどりの花火、瞬時に姿を変えていく建物の外装とデザインなど、駅舎に映し出された10分間のCGは、東京駅の過去から現在、そして未来へのつながりを印象付ける、楽しく、華やかなショーとなった。

作品は、西郡勲、TAKCOM、志賀匠、長添雅嗣、針生悠伺の5人の気鋭の映像クリエーターによるもので、音楽監督は映画『モテキ』などの音楽で知られる岩崎太整が担当した。使用した超高輝度プロジェクターは46台、投影規模では国内史上最大のプロジェクションマッピングとなった。

2007年から始まった東京駅丸の内駅舎の工事は、第2次世界大戦中の空襲で焼失した南北のドーム、屋根や内装などを竣工当時の姿に復原するとともに、地下に免震装置を設置するなど構造的な機能強化を図っている。世界的に見ても、丸の内駅舎のような大規模な赤レンガの駅は少なく、現存するのはロンドンのセント・パンクラス駅とオランダのアムステルダム中央駅だけといわれている。もちろん日本の国指定重要文化財である。

写真提供=JR東日本
動画撮影=大谷清英(nippon.com)

(※1)^JR東日本は、「現存する建造物について、後世の修理で改造された部分を原型に戻す」という意味で「復原」という言葉を使っている。

(※2)^建物などの立体物に映像を投影することで特殊な視覚効果を生む「プロジェクションマッピング」は、欧米を中心に広告やアートシーン、空間演出で広く活用されている最新の映像表現技術。2012年夏のロンドン五輪開会式でも使用され話題になった。見慣れた街の景色を変幻自在のスクリーンにする技法は、新しいエンターテイメントとして注目されている。

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  • [2012.10.03]
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