よみがえった東京駅

2012年末・東京の夜空に浮かんで消えた「TOKYO HIKARI VISION」

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東京駅・赤レンガ駅舎の「新名物」となりつつある映像投影ショー。2012年末に行われた第2弾は、観客が殺到したために予定より早く打ち切られた。年の瀬の東京の夜を短くも華やかに彩った光のショーをここに再現。

5年半に及ぶ復原工事を経て、開業した100年前の姿でよみがえった東京駅・丸の内駅舎。2012年10月のオープン以来、東京の「古くて新しい」観光名所となった。オープンに先立つ9月22・23日に行われた記念イベントで、駅舎をスクリーンに見立てて3D映像を投影する「プロジェクション・マッピング」が大きな反響を呼んだのも記憶に新しい(「TOKYO STATION VISION」)。

それからおよそ3カ月後、東京駅映像投影ショーの第2弾、「TOKYO HIKARI VISION」が12月21日から28日までの8日間にわたって上映されることになった。東京・丸の内エリアで開催されたイルミネーション・イベント「東京ミチテラス2012」の目玉企画だ。

東京の年末イベントとして一番の話題を集めただけに、開始早々から多くの観客が押し寄せた。開催3日目の23日には、集まった観客が車道にあふれて危険な状況となり、上映が途中で打ち切られるハプニングが発生。その後クリスマスイブから年末にかけてさらなる混雑が予想されたため、28日までの予定もすべて中止という残念な結果となった。

今回収録した映像はノーカットでおよそ10分間。映像クリエイターの村松亮太郎氏が手がけた。テーマは「世界中に存在するさまざまな『光』を巡る旅」。21日から23日までに10回上映され、20万人以上が観賞したとされる。

動画撮影=大谷 清英

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