【絆】STATION 第11話 ~ (2011/07/06~)

震災から4ヶ月。被災地では、未だ多くの支援が必要とされている。今こそ、人々の想いをひとつに。
すべてが新しい絆になり、日本の再出発を後押しする!

震災から4ヶ月。被災地では、未だ多くの支援が必要とされている。今こそ、人々の想いをひとつに。
すべてが新しい絆になり、日本の再出発を後押しする!

【絆】第13話 「電子雑誌がつなぐ絆」

(2011/09/26)

以前、本サイトにアフガニスタンの子供たちが被災地にメッセージを寄せてくれた記事が掲載されたことがあった。このメッセージは、『Hazaristan Times』紙のブログに載ったのを谷口智彦さんが見つけたものだが、日本には届かないこうしたメッセージが世界中にはたくさんあるはずだとその記事を読んだ時に思った。そうした様々な声がダイレクトに被災者のもとに届けば、どんなに励まされることか…。

そんな風に思っていたところ、こうした願いを実現可能にした電子メディアがあることを知った。電子雑誌『OnDeck(オンデック)』の特別号として発刊された「世界の“絆”グラフ」(World KIZUNA Graph)だ。

この特別号では、69の国と地域から寄せられた108のメッセージが掲載されている。それぞれに、手描きのメッセージ(現地の言葉で書かれたメッセージの和訳がついている)を掲げた人々の現地写真がついており、見ているだけでも思わずジーンときてしまう。

こうした応援メッセージは、編集部が外務省をはじめ、各国の日本大使館、日本人会、日本人学校などから集めたそうだ。

『OnDeck』は、電子書籍にかかわる出版ビジネスやITビジネスに携わる人をターゲットに、昨年12月に創刊された。コンテンツを一つのソースでKindleなどの電子書籍専用端末の他、iPadやスマートフォン、パソコンなどのマルチデバイスで読むことを可能にした日本初の電子雑誌だ。

「被災地で電子デバイスが使用できないことを想定して、紙に印刷したポスターも用意しました」と、インプレスR&D代表取締役社長で『OnDeck』編集長の井芹昌信さんは言う。

「電子出版という新しい手法を活用することで、以前では考えられなかったようなコストで、世界各地の日本応援団と被災者の方々をつなぐ絆を作ることができました。今後、編集部ではこうした様々な試みを行い、電子出版の新たな可能性を探っていくつもりです」。

OnDeck http://on-deck.jp/

【絆】第12話 「被災者と1対1で向き合う『足湯ボランティア』」

(2011/07/08)

東日本大震災の被災地で「足湯ボランティア」が被災者を癒やしている。この活動は、阪神淡路大震災の際に東洋医学を勉強していた若者たちが避難所で行った足湯マッサージをヒントに、神戸の被災地NGO恊働センターが考案したもの。被災者が足湯につかりながらボランティアと話すことで、心と体を癒やす。今回の震災では、日本財団などによる「ROADプロジェクト」の1つとして、学生や社会人が参加する「ROAD足湯隊」が結成され、3月29日から被災した各地に赴いている。

神戸出身のシンガーソングライターの榎ありささんは、4月から6月まで計4回、ROAD足湯隊に参加した。阪神淡路大震災のとき、多くのボランティアに助けられた榎さん。その支援には感謝していたが、がれきを勢いよく撤去する様子を見て、「ああ、この人にとってはゴミなんだなあ。(本当は)違うのになあ」と悲しい気持ちになることもあった。「そういうことがほんの少しでも防げればいいかなという思いもあって、被災者とじかに接するこの活動に参加しました」

足湯ボランティアは被災者と1対1で向き合い、被災者の「つぶやき」を聞くことに徹する。榎さんも「鳥になりたい。鳥になったら、いなくなった母ちゃん、海まで探しにいける」という被災者の生の声を聞いた。津波被害のなかった神戸では、聞くことのなかった言葉だった。


被災者と話をする足湯ボランティアの榎ありささん

今後、被災者とどのように関わっていくべきなのか、榎さんの思いは複雑だ。ただ、この取材の直前、ある避難所の管理をしている人から「次はいつ足湯に来るんですか?」というメールを受け取った。「『次はいつ来るの』と言われるのは、信頼関係ができたということなのかな」と話す榎さんは、これからも当分は被災地に足を運び続けるつもりだ。

 

足湯ボランティアブログ
http://road-nf.typepad.jp/michi/cat7895795/

被災地NGO恊働センター
http://www.pure.ne.jp/~ngo/index.html

震災がつなぐ全国ネットワーク
http://blog.canpan.info/shintsuna/

 

【絆】第11話 「プロのヘアメイクで互いに元気を」

(2011/07/06)

被災地では、“着の身着のまま″での厳しい生活を余儀なくされている方々がまだたくさんいます。そんな中で女性たちを輝かせ笑顔にするため、美容の分野でもボランティアによる支援が6月下旬に行われました。

この活動は、ビューティ、ファッション、ライフスタイルなどをテーマとする『story』 や『美story』などの雑誌(光文社)の呼びかけがきっかけとなり始まりました。4回目となる今回は、国民的美魔女コンテスト*で最終選考に勝ち残った方々が宮城県石巻市の仮説住宅や避難所を訪れ、エステやストレッチの指導を行いました。この他にもディオールのスタッフが直接相談に応じながら化粧品をプレゼントしたり、普段なら予約も取れないほどの有名ビューティサロンのスタッフがヘアカットをしたりしました。

「東京を深夜に出発するバスに乗って、約24時間で往復する強行軍なんですが、呼びかけると『行きます!』って手を挙げてくれる方々がまだまだたくさんいるんです」と言うのは、『美story』編集部副編集長の井上智明さん。「それに地元の方々が元気で、私たちのほうが元気をもらっているような感じ。だからまだしばらくは続けます」

美しくも力強い絆が、ここにもしっかりと結ばれ始めています。

 


* 『美story』誌の主催する35歳以上を対象に“才色兼備”な女性たちを選ぶコンテスト