撮影者からの一言(上):100年の歴史を誇る秩父長瀞(ながとろ)の川下り。春は桜を愛で、夏は涼風の中を、秋は紅葉の渓谷美を、冬は暖をとりながら雪景色を…。船頭さんの巧みな竿さばきで川下りの醍醐味を味わう。
撮影者からの一言(下):夕刻に首都高の高い目線から眺める荒川は、大蛇のように艶やかで優美な肢体をくねらせながらテクノポリスTOKYOを貫く。まるで、未来的な暗示にみちたスペースオデッセイのように。
河川データ:秩父山地の甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)に源を発し、東京の都心部を抜けて東京湾に注ぐ。江戸時代初期(17世紀初期)に堤防が築かれて東京湾に注ぐ流路が固定されるまで、氾濫・乱流を繰り返し「荒れ川」と呼ばれていた。川の長さは、173km。一級河川。