東海大の学生4人をインターン受け入れ

ニッポンドットコムは2月19日から21日までの3日間、東海大学の1年生4人(日本人3人、サウジアラビアからの留学生1人)をインターンとして受け入れた。同大学の国際教育センターで2018年度に開講したカリキュラム「Global Japanese Studies」(英語で日本のことを学ぶ)を受講する学生たちが、授業の一環として参加した。日本語学・日本文学専門のアルモーメン・アブドーラ教授が、インターンシップのコーディネートを担当した。

今回のインターンシップでは、原稿執筆と編集、翻訳に関するさまざまな研修を行った。まず、ニッポンドットコムで発信している日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、フランス語、スペイン語、アラビア語、ロシア語の翻訳者・編集者と話し合い、各言語の特徴や翻訳する上での苦労話を聞いた。また、取材時のメモの取り方や原稿の書き方についても学んだ。最終日にはニッポンドットコムに掲載するコンテンツの企画を立案し、スタッフを前にプレゼンテーションを行った。

日本を海外に発信するという視点で、4人は「日本の童謡」「なぜYou Tubeはこれほど人気なのか」「日本で暮らすムスリム女性の実態」「虎ノ門ってどんな所」など、バラエティに富んだ企画を立案した。

今回のインターンシップで学生たちは何を感じたのか。一部を紹介する。

浅井里奈さん(教養学部芸術学科)

インターンシップで最も印象に残っているのは企画書の作成です。記事を作るときは、リードが大切であること。また海外の文化や立場を考慮するといったことが、勉強になりました。 読者からの信頼を得るためには正しい情報を流さなければなりません。そのためには、辞書を使って用語を念入りに調べるなど、丁寧な作業が必要なことを学びました。

五味祐人さん(工学部航空宇宙学科)

記事を作る上で、知識を身に付けることや視野を広げることが大切だと感じました。また、企画発表会で「記事を書くときは内容を決めつけて書かない方が良い」というアドバイスをいただいたことが印象に残りました。

藤本智子さん(観光学部観光学科)

一番印象に残ったことはさまざまな言語の翻訳者、編集者とディスカッションをしたことです。各言語の特徴だけでなく、国民性についても話をしたので、自分にとって新たな発見がありました。私は将来、広告関連の仕事をしたいと思っています。大学生の間に、知識や経験を蓄えて、世界の第一線で活躍できるようになりたいです。

アルザハラーニ・ハニーンさん(工学部原子力学科)

充実した3日間でした。翻訳をする上で気をつけなければいけないことを教えてもらったので、自分が日本語からアラビア語へ翻訳する時や動画の字幕を作る時の参考になりました。講演会に行った際には、話のメモの取り方を事前に教えてもらい、非常に勉強になりました。大学の授業にも役に立つと思います。将来、SaudiArabia.com のホームページを作りたいです。

バナー写真:インターン学生によるプレゼンテーション