日中学生会議の6人がnippon.comを訪問:簡体字(中国語)版担当スタッフらと交流
教育 国際・海外- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
第41回日中学生会議に参加している両国の大学生・大学院生6人が8月22日、公益財団法人ニッポンドットコムを訪れた。多言語サイト「nippon.com」の編集現場を見学し、簡体字(中国語)版担当スタッフらと交流、意見交換した。
6人は、同会議IT分科会に所属。青山学院大学文学部4年の上野祐香(うえの・ゆうか)さんがリーダーとなり、「デジタル化の比較から見る日中両国の将来」「ITが国際コミュニケーションに与える影響」をテーマに、フィールドワークによる学習をしながら議論を重ねている。
nippon.comは国連公用語の6カ国語(中国語は簡体字、繁体字の2つの版)で日本の情報を発信しており、「国際コミュニケーション」を担う現場の実情を知ろうと視察先に挙げられた。
nippon.comの簡体字版は、本体サイトに加えて、中国のソーシャルメディア「ウェイボー」(Weibo)を通じても情報を発信。また、コンテンツの内容を編集し、音声アプリ「ヒマラヤ」を通じて声による情報伝達にも挑戦している。担当スタッフは「ソーシャルメディアでは、比較的軽い話題も取り上げるなど、読者が興味を持ちそうな内容を意識して発信している」「今は新型コロナで中国からの旅行者は限られているが、日本への興味は高いと感じている。簡体字版では、日本に住む中国人ライターを起用し、独自の目線で中国人向けの観光情報も発信している」などと説明した。
参加者の学生からは「音声による発信は興味深い」「多くの言語で同じコンテンツを読めるので、外国語を学習する学生にとってnippon.comは便利なサイトだ」などの発言があった。
編集幹部を交え、「デジタル化の進展がメディアに与えた影響」「日中の若者が、いま気にしていること」など、幅広いテーマでの意見交換も行った。
バナー写真:nippon.comスタッフと写真に納まる日中学生会議の6人=2022年8月22日