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平野 久美子
  • 平野 久美子 HIRANO Kumiko
  • 署名記事数:7 最終更新日:2018.10.28
ノンフィクション作家。出版社勤務を経て文筆活動開始。アジアンティー愛好家。2000年、『淡淡有情』で小学館ノンフィクション大賞受賞。アジア各国から題材を選ぶと共に、台湾の日本統治時代についても関心が高い。著書に『テレサ・テンが見た夢 華人歌星伝説』(筑摩書房)、『中国茶 風雅の裏側』(文春新書)、『トオサンの桜・散りゆく台湾の中の日本』(小学館)、『水の奇跡を呼んだ男』(産経新聞出版、農業農村工学会著作賞)など。
変貌する観光地・原宿2018.10.28

秋の日差しに包まれた原宿には、今日も内外から大勢の人々が繰り出し、まるで縁日のようなにぎわいを見せている。この街は浅草や築地や渋谷と並んでトーキョー観光の人気スポットであり、トレンドの発信地だ。インスタ映えする写真を撮ろうと多くの人がスマートフォンのシャッターを押す中で、被写体として人気なのが最先端ファッションの街にたたずむ懐古調の駅舎である。 JR原宿駅。都内最古の木造駅は、1924年…
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ふるさとはどこですか?——テレサ・テンと福島県三島町2018.08.04

小学生の頃、夏休みを前にした友達が「田舎に帰って遊ぶんだ!」とうれしそうに話すのを聞いて、とてもうらやましかった。なぜなら両親も東京生まれの私には、帰省する田舎がない。数十年にわたり生まれた土地(東京都世田谷区)で生活をしていたため、“故郷に錦を飾る”ということわざにも望郷の念を歌った演歌にも共鳴することはなく、私はふるさと意識の薄い人生を送ってきた。 ふるさとについて考え始めたのは、1…
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長崎カステラは、和菓子である2018.02.10

私は、2年ほど前から横浜と長崎、二つの街でマルチハビテーションを楽しんでいる。長崎に来るようになって再確認したのは、カステラが、南蛮渡来文化の象徴として、立派な観光資源の一つであり土産物のドル箱になっていることだ。 特に、台湾、香港、中国、東南アジアの華人圏からやってくる観光客はカステラがお好きなようで、大型客船で乗り着ける中国人の団体客の多くは、有名カステラ店の紙袋を下げて船に戻ってく…
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牡丹社事件と「水に流す」知恵2017.12.17

日本語には「水に流す」という慣用句がある。単に「忘れてしまいましょう」というのではない。清浄な精神を重んじる神道の「おはらい」に由来するとおり、「過去のわだかまりや悪い感情を一掃した上で、関係や生活を一新する」という意味を含んでいる。 この慣用句をまさに地でいったイベントが、2005年に日本と台湾の間で行われた。1871年に起きた琉球(りゅうきゅう)民遭害事件の被害者遺族と、台湾側の加害者遺…
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ついのすみかの探し方——ある香港人の場合2017.09.30

この春、香港の旧友と台北で久しぶりに再会した。友人の名前を、仮にJとしておこう。彼女はニューヨークで学生時代を送り、欧米各国で仕事をし、一時は米国の市民権まで手に入れようと考えていたキャリアウーマンだが、ここ数年、1年の半分を台湾で過ごしている。流ちょうな中国語普通語を話す彼女は、すでに台北の街に溶け込んでいた。それにしても「なぜ台湾?」 香港は、現在でも年間約7000人が海外移住をする…
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忘れられた石碑——牡丹社事件から想う2016.06.17

今年の春、沖縄大学の又吉盛清教授に那覇でお目にかかったとき、長崎に牡丹社事件に関する石碑があることを教えていただいた。初耳だった。 急な坂道を登り切ったところに、その石碑はあった(提供:平野 久美子) さっそく地元の大学教授や歴史に詳しい友人に問い合わせたところ、長崎市の東にあたる西小島町(にしこしままち)の一画に現在もあるようだとの回答が来た。そこで私は長崎へ出かけることにした…
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テレサ・テン没20年。今も変わらぬ「アジアの歌姫」人気2015.06.15

80年代に日本でも数々のヒット曲を生んで人気を博した「アジアの歌姫」テレサ・テン(鄧麗君)が、タイのリゾート地チェンマイで喘息発作のために急逝してから2015年5月で20年が経った。相変わらず彼女のヒットソングはカラオケリクエストの上位にランクしており、没後に日本で発売されたCDやDVDの売上総数は300万枚に近づいている。日本人にこれほどいつまでも愛されている外国人歌手は珍しい。その抜群の歌…
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