SNS

最新記事

ニュース

More

栖来 ひかり
  • 栖来 ひかり SUMIKI Hikari
  • 署名記事数:12 最終更新日:2018.11.17
台湾在住ライター。京都市立芸術大学美術学部卒。台湾人男性と結婚し、2006年より台湾在住。一児の母。日本の各媒体に台湾事情を寄稿している。著書に『在台灣尋找Y字路/台湾、Y字路さがし』(2017年、玉山社)『山口,西京都的古城之美』(2018年、幸福文化)がある。 個人ブログ:『台北歳時記
台湾和牛のルーツ「見島ウシ」を訪ねて2018.11.17

山口県萩市から40キロ離れた見島(みしま)は、県内最北端にあって、周囲14キロほどの小さな島だ。ここに和牛の原型といわれる「見島ウシ」が、「見島ウシ産地」として国の天然記念物に指定されている。牛では他に鹿児島県口之島(くちのしま)に生息する「口之島牛」も指定されているが、飼育されているのは見島ウシのみである。 インドをルーツとする牛がアジア大陸から日本列島へ渡ってきたのは、弥生時代とも古墳時…
more

Kolas Yotaka氏の「豊」は絶対に「夜鷹」ではない——氏名表記から考える多元化社会と文化2018.08.26

わたしの名前は「ひかり」、ローマ字で“Hikari”と書く。 「光」を意味し、両親が名付けた。外国人にとっては少々呼びづらいようで、英語話者の場合は真ん中の「ka」の部分にアクセントが付き、「ke-a」という発音になる。台湾の方にとっては最初の「Hi」が呼びづらく「I-ka-ri」になることが多いので、初めて会った方には華語(中国語)読みで「光子」(グァン・ヅ,「光」一文字も呼びにくいので「…
more

洗骨——日本と台湾と沖縄にある生と死の間の世界2018.08.05

日本語で「死ぬ」という状態を表す類語は「亡くなる」「逝去」「儚(はかな)くなる」「旅立つ」など数多いが、これについて中国語(台湾華語)の先生と雑談していたら、「台湾語(ホーロー語)では、『蘇州に卵を売りに行く』という『忌み言葉』がありますよ」と教えてくれた。どうして「蘇州」で「卵」なのかを聞いたが、先生も分からないという。それ以来、台湾語を話す年配の方と会うたびに由来を尋ねているが、これという…
more

台湾LGBTQ映画から見る多様性という未来2018.06.03

2017年公開の『阿莉芙(アリフ)』という台湾映画がある。英語のタイトルは『Alifu, the Prince/ss』。「プリン(セ)ス」という言葉が示す通り、台湾先住民族のパイワン族の村の王子として生まれた「阿利夫」が、性適合手術を受けた後「阿莉芙」という名の王女として村の長を引き継ぐ話だ。異性愛に基づく夫婦形態や先住民族社会の古典的規範を通してLGBTQ(※1)の当事者たちが葛藤するストー…
more

台湾は日本を映す鏡——台湾の「核食」輸入問題から考える2018.04.08

筆者は台湾が世界でも突出した福島産品への嫌悪を示す理由として、これまでの食品の安全性問題についての人々の疑念や、日本との心理的、現実的距離の近さに起因すると考える。
more

日本人女優を起用した避妊具の台湾広告に私が違和感を抱いた理由2018.02.03

近所のスーパーで買い物をしていたとき、レジ近くで気になるものを見て思わず立ち止まった。英国発で、世界的シェアを持つ「デュレックス(Durex)」の男性用避妊具が棚に並べられ、その上には近年台湾で活躍している日本人女優の大久保麻梨子氏が、肩を出した白いドレスを着てほほ笑みながら男性用避妊具の箱を片手に、「本物の感触で解いてあげる」というようなキャッチコピーが添えられていた。 大久保氏は元々、日…
more

日本人が命をかけて食べる魚「ふぐ」——日・中・台・港の食文化比較2017.12.16

日本映画のシリーズものといって、真っ先に思い出すのが『男はつらいよ』である。車寅(とら)次郎こと「寅さん」が日本全国を巡り、恋をし、人情に触れる旅映画の古典だが、そのパロディーに映画『トラック野郎』シリーズ(全10作)がある。 『仁義なき戦い』などヤクザ映画で鳴らした俳優・菅原文太が主役の「桃次郎」を好演、日本の流通を担うトラック運転手として各地でいろんな事件に巻き込まれる。『男はつらいよ』…
more

台湾を愛し愛された新聞記者2017.10.28

9月17日の朝、驚きのあまり動けなくなった。フェイスブック上で、とある友人に宛てられたメッセージを見つけたからだ。内容は「ご友人の皆様へ。中川博之様が、今朝早く台北市内にて交通事故のため、ご逝去されました」から始まる一文だった。 中川さんと私は、その3日後に共通の友人と3人で食事をする約束をしていた。つい一昨日まで、LINEやフェイスブック上でもやりとりをしていたではないか。信じられない気持…
more

キョンシーから台湾妖怪まで——日本人視点で読み解く台湾ホラー映画ブーム2017.10.08

鬼月と呼ばれる旧暦の7月に合わせてホラー映画が多く公開される台湾では、これまで海外の作品が中心だった。しかし昨年、台湾製のホラー映画『紅衣小女孩』(赤い服の少女)が登場して大ヒットを飛ばし、今年も続編の『紅衣小女孩2』が公開された。現在、興行成績では1億台湾元(1元約3.7円)を突破し、2017年の台湾映画最大のヒットとなった。普段はホラーを避けている私も、恐る恐る映画館に足を運んだ。 昨今…
more

『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由2017.08.26

7月15日に発売された日本の雑誌、『BRUTUS(ブルータス)』台湾特集号の「表紙」が台湾メディア上で「炎上」と言っていいほど大きな話題になった。 この騒動の前提として、『BRUTUS』はすでに流行に敏感な台湾の人たちから格別な支持を受けていたことがある。台湾の書店やカフェ、クリエイターの手元には必ずと言っていいほど置いてあるこの雑誌は、若い世代の台湾カルチャー、つまり日本や米国・欧州の文化…
more

ピックアップ動画

最新の特集

バナーエリア2
  • nippon.comコラム
  • in the news
  • ニッポンドットコム・メディア塾 —ジャーナリストを志す皆さんに
  • シンポジウム報告