ニッポンドットコム「メディア塾」第2回:記者の基本は「会う、聞く、書く」

文化

メディア志望者を育てる「メディア塾」(公益財団法人「ニッポンドットコム」主催)の第2回講座が10月9日に行われた。講師の元時事通信編集局長で経済記者の谷定文氏が、大学生やフリーライターなどの受講者、聴講者12人に、通信社の機能・仕事と、経済取材について講義した。

受講者は多彩で、首都圏だけでなく、京都から、そして在住しているドイツ・ミュンヘンから通っている日本人のほか、多言語で情報発信しているニッポンドットコムのセミナーらしく、東京で働き学ぶフランスや台湾の20歳代の男女もいる。メディアで活躍した先輩たちの話を少人数で聞ける「塾」とあって、受講者は熱心に聞き入っていた。

谷氏は記者の基本について「会う、聞く、書く」につきると説明。通信社の特徴について、速報性、広報性、中立性などを挙げて、講義を進めた。

出版社に勤める聴講者は「記者の基本は、通信社、新聞社、テレビ、週刊誌、いずれも同じなんだと改めて思いました。会う、聞く、書くの3つを磨くことが大切なのが、講義を聞いてよく分かりました」と話していた。

12月まで開講、受講料は無料

メディア塾は今後も半月ごとに、12月まで続く。今後のテーマは、戦争取材(10月23日)、検察特捜事件(11月9日)、昭和最後の日の皇室取材(11月30日)、雑誌ジャーナリズム(12月14日)。いずれも午後6時~8時まで。

受講対象者は30歳代前半まで。受講料は無料。会場は東京・虎ノ門の「ニッポンドットコム」オフィス。応募先、問い合わせは、mediajuku@nippon.com

バナー写真:ニッポンドットコム「メディア塾」で講義する谷定文氏=2018年10月9日、東京・虎ノ門

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