「お祭り」「一気に読む」=村上さん新刊に喜びと期待−東京

文化

作家の村上春樹さん(68)の新作長編「騎士団長殺し」(全2巻、新潮社)が24日、北海道を除く全国で一斉に発売された。読書家には本格的な春の訪れに一歩先駆けた贈り物となり、書店は朝からにぎわいを見せた。

発売された村上春樹さんの新刊「騎士団長殺し」=24日未明、東京都渋谷区の代官山蔦屋書店(時事)

東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店では、未明の営業に続き、朝も通常より2時間早い午前8時から路面での販売を開始。「週末の読書に」との店員の呼び掛けに、足を止め、本を手に取る通勤途中の人々や観光客の姿が見られた。

東京都の会社員寺田恵理さん(47)は「ハルキストではないのですが、つい読んでしまいますね。本屋さんにとってはお祭りみたいなもので、いいことでは」とお祝いムードを楽しんでいた。

一方、東京都の会社員男性(28)は「書名から中世ヨーロッパなのかなとか、いろいろ想像していた。きょうは会社が休みなので一気に読みたい」と声を弾ませた。

北海道では、23日未明のJR室蘭線の脱線事故の影響で発売が25日にずれ込む見通し。

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