旧奈良監獄をホテルに=観光資源として活用−法務省
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法務省はこのほど、明治時代に建てられた重要文化財の旧奈良監獄(奈良市)をホテルに転用すると発表した。政府は観光戦略の一環として、公的施設の活用を進めており、2020年の訪日旅行者数4000万人達成につなげたい考え。
ホテルに転用する「旧奈良監獄」の全景。[法務省提供](時事)
旧奈良監獄は3月まで奈良少年刑務所として運用されていた。赤れんがの外観で観光資源として価値が高く、ホテルが少ない奈良で需要もあると判断した。
敷地内は、監獄棟の独房を改修した客室や病院棟を使った価格の安い簡易宿泊施設が中心。日本の刑罰の歴史を学べる資料館や地域の物産を扱う店舗なども併設する。
全国でホテルを展開する「ソラーレ・ホテルズ・アンド・リゾーツ」(東京都)などの共同事業体を優先交渉権者に選定。耐震化や客室への改修工事などを経て、20年の開業を見込む。
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