マグサイサイ賞に上智大の石沢教授=アンコール遺跡修復に尽力−フィリピン

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【マニラ時事】フィリピンのマグサイサイ財団(本部マニラ)は27日、「アジアのノーベル賞」といわれるマグサイサイ賞に、カンボジアのアンコール遺跡群の保存修復に尽力した石沢良昭上智大教授(79)など5個人、1団体を選出したと発表した。

石沢教授は北海道帯広市生まれ。1961年にアンコールワットを訪れて以降、アンコール遺跡の研究に従事。80年には内戦中のカンボジアに乗り込み、遺跡が荒廃する現状を世界に訴えた。カンボジア人の遺跡保存専門家の育成にも努めた。

同財団は授賞理由について、「卓越したリーダーシップでカンボジア国民に遺跡管理への誇りを持たせただけでなく、保存は世界的な責任でもあることをわれわれに認識させた」と指摘した。授賞式は8月31日にマニラで行われる。

マグサイサイ賞は清廉潔白で知られたフィリピンのラモン・マグサイサイ大統領(1907〜57)にちなんで57年に創設され、社会奉仕や平和、国際理解などで功績のあった個人や団体に授与される。

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