[ニュース]完全養殖マグロ、競争激化=需要増にらみ相次ぎ参入-水産大手
[2017.12.03] 他の言語で読む : ENGLISH | Русский |

卵から成魚になるまで人工的に育てる完全養殖クロマグロをめぐる競争が激しくなってきた。極洋などは22日、「本鮪の極 つなぐ」ブランドで出荷を開始。今冬には日本水産も参入し、先行する近畿大学やマルハニチロを追う。

高級すしネタとして人気の太平洋クロマグロは資源量が減少傾向にある。各社とも天然資源に頼らない完全養殖マグロの将来性は大きいとみている。

極洋とフィード・ワンが折半出資で設立した極洋フィードワンマリン(愛媛県愛南町)は完全養殖マグロを高級スーパーなどに出荷。養殖とエサの開発を一体的に進めており、マグロ本来の赤身の色にこだわる。2017年度60トン、18年度200トンの出荷を目指す。

日本水産も「喜鮪(きつな)金ラベル」ブランドで今冬に出荷を開始。19年度に1000トン出荷する計画だ。

一方、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近大は、豊田通商と組んで「近大マグロ」を量産化。今年10月からはアジア向けに本格的に輸出を始め、20年には80~100トン程度を振り向ける。マルハニチロは今年度400トンの出荷を見込み、将来の海外展開も視野に入れている。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2017.12.03]
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