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[ニュース]「期待している」「春が来て」=拉致被害者家族も注視-米朝会談
[2018.03.09]

トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談に応じる意向を示したと伝えられた9日、拉致被害者の家族からは「期待している」「進展を」などと、帰国への糸口になることを願う声が上がった。

「やっとここまできた」。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母早紀江さん(82)は川崎市内で取材に応じ、「期待している。(拉致被害者を)早く解放してもらいたい」と顔をほころばせた。

昨年11月の訪日時に面会したトランプ氏について、「ご自身も娘さんを大事にされているから、(拉致家族の)気持ちはよく分かってくれていると思う」と指摘。「解決に向け、日本も一つになって訴え続けていけたら」と力を込めた。

田口八重子さん=同(22)=の兄で、家族会代表を務める埼玉県の飯塚繁雄さん(79)は「千載一遇のチャンスだ」と語気を強め、「(米朝の会談が)日本と北朝鮮の直接協議につながれば」と期待した。

「春が来てほしい」と願うのは拉致被害者の松木薫さん=同(26)=の姉で、熊本県の斉藤文代さん(72)。「政治の世界の話だから、私たちには分からない。見守るしかない」としつつ、面会時にトランプ氏が拉致を批判したことに触れ、「当時の気持ちを忘れずにやってもらえたら」と望みを口にした。

拉致されてから今年で40年となる市川修一さん=同(23)=の兄で、鹿児島県の健一さん(72)は「米朝の一触即発の危険が回避されると期待している」と話す。拉致問題についても「これを契機に進展してほしいと希望を持つしかない。大統領はチャンスを生かしてほしい」と求めた。

安倍首相「北朝鮮変化を評価」=来月訪米しトランプ氏と会談

安倍晋三首相は9日午前、トランプ米大統領と電話で会談した。トランプ氏が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談する方向となったことを受け、首相は4月初旬にも訪米し、北朝鮮問題をめぐりトランプ氏と協議することを確認。首相は会談後、記者団に、北朝鮮の変化を評価する考えを示した。

電話会談は約30分間行われた。トランプ氏は「今後の状況を注視しつつ、金委員長と会う用意がある」と説明。首相は「北朝鮮の動きは、最大限の圧力をかけてきた成果だ。北朝鮮が完全で検証可能かつ不可逆的な非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要だ」と伝えた。

日米首脳は、北朝鮮が核・ミサイル開発の放棄に向け具体的な行動を取るまで、今後も最大限の圧力をかけていく方針を確認。トランプ氏は「制裁と軍事圧力を今後とも継続していくことは当然だ」と述べた。

首相はトランプ氏に拉致問題解決への協力を要請し、トランプ氏は「よく分かっている」と応じた。

首相は会談後、官邸で記者団に「非核化を前提に話し合いを始めるという北朝鮮の変化を評価する」と述べた。同時に「日米はこれまでも、これからも100%共にある」と強調した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2018.03.09]
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