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[ニュース]復興へ、あの日忘れず=東日本大震災7年で追悼式
[2018.03.12]

東日本大震災から11日で7年となった。政府主催の追悼式が東京都千代田区の国立劇場で営まれ、秋篠宮ご夫妻、安倍晋三首相ら三権の長、遺族の代表ら計約820人が参列。地震発生時刻の午後2時46分に合わせて、黙とうをささげた。

政府主催の追悼式で献花する安倍晋三首相=11日午後、東京都千代田区の国立劇場(代表撮影)(時事)

首相は式辞で、「7年の歳月が流れ、被災地では復興が一歩ずつ着実に進展している」と述べ、インフラの復旧や住宅再建が進んでいることを指摘。一方、今なお避難者が7万人を超えていることに触れ、「生活再建のステージに応じた切れ目ない支援に力を注ぐ」と述べ、復興の加速に全力を挙げる方針を強調した。

秋篠宮さまはお言葉で、多くの被災者が依然として避難生活を余儀なくされていることを「心が痛みます」と気遣われた。その上で「困難を背負いながらも、復興に向けて日々努力を続けている人々に思いを寄せ、一日も早く安らかな日々が戻ることを皆で祈念する」と述べられた。

岩手、宮城、福島3県の遺族代表も追悼の言葉を述べた。

岩手県代表の磯崎一元さん(73)は、同県釜石市で1人暮らしをしていた90歳の母親を震災で亡くした。安否を確認するため母の自宅を訪ねた時を振り返り、「がれきの山で、足がすくむほどだった。つい『おふくろ、おふくろ』と叫んでしまった」と語った。

宮城県代表の小野寺秀俊さん(69)は、両親が犠牲となった。震災後、町内会の役員や観光ボランティアガイドなどを務め、「『ありがとう』の言葉を胸に、宮城の自然と共存しながら、一日一日を大事に前へ進む」と誓った。

福島県代表の五十嵐ひで子さん(70)は現在、語り部として活動しており、「この震災を風化させず後世に伝えるため、『自分の命は、自分で守る』『逃げる意識』を伝え続けていきたい」との決意を明らかにした。

参列者は昨年に続いて1000人を下回った。追悼式終了後、国立劇場には一般の参列者約680人が献花に訪れた。

警察庁によると、9日現在の死者は1万5895人、行方不明者は2539人に上る。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

  • [2018.03.12]
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