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日本の刑事司法を問う

「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」。かつて刑事法の権威だった元東京大学総長の故平野龍一博士が述べた言葉だ。30年以上たった今も、刑事事件に携わる弁護士たちの口からこの言葉が漏れる。一方で、刑事司法の将来のカギを握るのは弁護士だとも言われる。なぜ弁護士なのか。日本の刑事司法にはどんな問題点があるのか。専門家たちに聞いた。

「人質司法」「冤罪」「再審」「死刑制度」を考える村井 敏邦 /村岡 啓一

今回で最後となる村井敏邦・一橋大学名誉教授と村岡啓一・白鴎大学教授との対談では、刑事司法に関わる4つのキーワードについて話を聞いた。“冤罪の温床”と批判されてきた「人質司法」、国家の犯罪と言われる「冤罪(えんざい)」、“開かずの扉”と揶揄される「再審」、国際社会から強く廃止を求められる一方で、国内では約8割が容認する「死刑制度」がそれだ。
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「裁判員裁判」「取り調べの可視化」「司法取引」の評価は?村井 敏邦 /村岡 啓一

21世紀に入ると、日本の刑事司法は新たな局面を迎えた。2009年に導入され、刑事裁判の様相を一変させた「裁判員裁判」。19年6月までに義務化される「取り調べの可視化」。さらに今年6月から始まった「司法取引」。これらをどう評価すべきなのか。前回に続き、一橋大学名誉教授の村井敏邦氏と白鴎大学教授の村岡啓一氏に話を聞いた。
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有罪率99.9%の謎:裁判官、検察官、弁護士はそれぞれの役割を果たしているのか?村井 敏邦 /村岡 啓一

学者として長く刑事司法を研究してきた一橋大学名誉教授の村井敏邦氏と、弁護士として刑事事件に深くかかわってきた白鴎大学教授の村岡啓一氏に話を聞く。1回目は、日本の刑事司法が歴史的にたどってきた経緯と現在、「有罪率99.9%」の謎、刑務所の現状と問題点などについて論じてもらった。
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